第26話

お風呂上がりの浴衣はダメ。
15,807
2020/11/23 02:11




ご飯食べ終わって角名くんと部屋に戻る
わたし
わたし
露天風呂っ!
角名倫太郎
角名倫太郎
露天風呂って何処にあるの?



あ、外だから分からないよね
わたし
わたし
ん〜とね〜


ベランダへ向かう
わたし
わたし
ここっ!
角名倫太郎
角名倫太郎
えっ……。部屋のカーテン開けたら見えるじゃん…
わたし
わたし
んでも、大丈夫大丈夫!私覗いたりしないから!
角名倫太郎
角名倫太郎
いや、逆を心配して……
わたし
わたし
え、倫太郎覗くタイプじゃないでしょ?
角名倫太郎
角名倫太郎
そ、それはそうだけど。
わたし
わたし
なら大丈夫〜!先お風呂入っていい?髪の毛ギシギシ……
角名倫太郎
角名倫太郎
いいよ。




角名くんはカーテンを閉め「ごゆっくり」と言った





髪を洗い、体を洗って


温泉へ。
わたし
わたし
はぁ……疲れとれるぅ…


チャポンッ
わたし
わたし
眠くなるなぁ……


外を見上げれば星、風は穏やかに、熱い温泉の湯と丁度いい
わたし
わたし
上がろっ!



ここって浴衣だったっけ?
前はパジャマだったのに。



まあ、いいや。

髪をあげて、浴衣を着る
わたし
わたし
上がったよ〜


倫太郎は2つある内の片方のベッドで横になっていた
わたし
わたし
あれ、寝てる?
 
ユサユサッ
わたし
わたし
倫太郎。お風呂ッ
角名倫太郎
角名倫太郎
んっ……。上がったの?


目を擦りながら私に問う
わたし
わたし
うん。だから入っておいで?
角名倫太郎
角名倫太郎
うん。


倫太郎は着替えを持って、露天風呂へ
角名倫太郎
角名倫太郎
あっ…浴衣似合ってる。
わたし
わたし
へ?




そう言って、カーテンの向こうへ行ってしまった








喉が乾き、飲み物を買いに行くと
清水潔子
清水潔子
あら、あなたちゃん
わたし
わたし
潔子さん!こんばんは!飲み物ですか?
清水潔子
清水潔子
露天風呂入ってたら喉乾いちゃって
わたし
わたし
私もです!
 

それにしても、潔子さん浴衣姿がまあ……色っぽい
わたし
わたし
浴衣ッ
清水潔子
清水潔子
浴衣似合うね、ラインが凄い綺麗


先に言われたあぁああ
わたし
わたし
いやいや、私なんて…
潔子さんもすっごくお似合いです!
清水潔子
清水潔子
ふふっ、ありがとうっ!じゃー、私行くね?お休みなさい
わたし
わたし
はい。おやすみなさい!





飲み物をのんでいると
北信介
北信介
あなたも喉乾いたんやな
わたし
わたし
北さん?          ッ!!!!!!浴衣っ!
北信介
北信介
治が着て着て喧しくてな……。
わたし
わたし
に、似合いますね……凄くッ


見とれてしまう…
北信介
北信介
あなたもよう似合うてるで。







北さんはジッとこちらを見つめる……
わたし
わたし
ど、どうしたの?
北信介
北信介
髪の毛濡れとるやん。乾かさんの?
わたし
わたし
私髪の毛細いからすぐ乾くんだよね
北信介
北信介
髪乾かしたるわ。
わたし
わたし
えっ?!いいのにっ!



北さんは私の部屋へ
北信介
北信介
角名おるよな?
わたし
わたし
はい、今お風呂入ってるかと
北信介
北信介
女の子やのにすまんな。
わたし
わたし
いや、どちらかとゆーと凪が悪い…
北信介
北信介
明後日からは俺が同じ部屋やから安心してな。




?!?!
わたし
わたし
へ?!
北信介
北信介
嫌か……?
わたし
わたし
いや、これから1週間倫太郎もキツくなると思うし、もしかしたら1人になるかもって思ってたから……安心した…
北信介
北信介
嫌やないなら、よかった。




北さんは私の髪を手ぐししながら乾かしてくれた…



ウトウト……
わたし
わたし
スー……スー…




___________北side



あなたはいつの間にか寝てた
北信介
北信介
寝てもうたか…



あなたをお姫様抱っこし、ベッドへ移動させる
北信介
北信介
ッ……


胸元がっ…。

どうしたらええん?戻すと触ってまうしな
北信介
北信介
無防備過ぎるのはあかんよ…。




勝手に触れるんは気が引けたから布団を首まで被せた
北信介
北信介
おやすみ。



頭を撫で、部屋を出た









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