そう言う、あなたは、
口は笑っているものの、
目は全く笑っていなかった。
どうも、廉いわく、
昨日、寝れなくて、
とてつもなく眠たいのではないか、
との事だった。
もしくは、寝起きだから、
機嫌が悪いのではないかと…
まぁそれもそのはず、
今は、午前5時。
現場が遠いうえ、
やる事も多く、時間がかかるのだ。
1時間後…
こうして、打ち合わせが始まり、
この後永遠とよく分からない話が続く。
マネージャーになったばかりの私には、
まだよく分からない。
スタッフさんに、挨拶するので精一杯だ。
そして、このよく分からない話は、
眠たい私にとって、
非常に眠たくなる事だった。
それから、ダンスレッスンへ…
私は、隅っこの方で、座って見学をしてる。
これまた、音楽がかかって、
眠気を誘う。
そしてついに、私は、
体育座りしたまま、
眠ってしまったのだ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!