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第304話

304話 生まれてからずっと
廉
…………
廉
寝て忘れるっつてもね…
楓  (かえで)
楓 (かえで)
無理ですよね…‪w
楓  (かえで)
楓 (かえで)
私もそれが出来るなら、
今頃こんな思いはしてませんよ
楓  (かえで)
楓 (かえで)
寝て、記憶が無くなればいいのにね…
廉
………そう…ですかね?
廉
俺、1度記憶喪失になったことがあって…
廉
その時俺、あなたのことを
“妹もどき”っつてたらしいんですよ…
楓  (かえで)
楓 (かえで)
………
廉
俺は、その記憶喪失の時の記憶がほとんど無いんで、ここ最近メンバーに聞いたことなんですけど…
廉
あなたが、それで傷ついてたことを考えると、何してるんだろ…って後悔ばっかりで…
楓  (かえで)
楓 (かえで)
でも、わざと記憶喪失になった訳じゃないでしょ?
廉
それは…まぁ…
廉
でも、その前に俺ら喧嘩してて…
廉
だから、あんなこと言ったのかな…
って
楓  (かえで)
楓 (かえで)
………そうなんですか…
楓  (かえで)
楓 (かえで)
いいですね、双子って
廉
廉
貴方も双子なんですよね?
楓  (かえで)
楓 (かえで)
ごめんなさい。嘘つきました
廉
えっ?
楓  (かえで)
楓 (かえで)
私の名前は“楓”
楓  (かえで)
楓 (かえで)
名付け親は、蘭のお父さん
楓  (かえで)
楓 (かえで)
名字は分からない
廉
……?
廉
それって…
楓  (かえで)
楓 (かえで)
そう。私には両親が居ない
楓  (かえで)
楓 (かえで)
私は、蘭のお父さんに拾われたの
楓  (かえで)
楓 (かえで)
たまたま、蘭と同い年だったから双子
楓  (かえで)
楓 (かえで)
でも、実際の誕生日は分からないし、親の顔なんてもっと分からないよ
楓  (かえで)
楓 (かえで)
だから私はある意味、もう生まれてからずっと、記憶喪失みたいなもん
楓  (かえで)
楓 (かえで)
それに、“妹もどき”だね…‪w
廉
………
楓  (かえで)
楓 (かえで)
ビックリでしょ?‪w
楓  (かえで)
楓 (かえで)
世の中、ホント運試しだよ
楓  (かえで)
楓 (かえで)
私みたいなのも、たまたま拾われて、
今も生きてたりするんだから
楓  (かえで)
楓 (かえで)
餓死してても、全然変じゃないのに…
楓  (かえで)
楓 (かえで)
蘭と同じく、本当の子供みたいに、
育ててくれたよ
楓  (かえで)
楓 (かえで)
本当に私は運が良かった…‪w
楓  (かえで)
楓 (かえで)
蘭からしたら、
邪魔者かもしれないけどね
廉
…………
廉
俺も、もう人生の半分ぐらいは、
あなたと2人で過ごしてきたんで、
両親が居ない気持ち、少し分かります
廉
まぁ、生きてたみたいですけど…
廉
でも、生きてたってことを無しにしても、やっぱり俺は、あなたが居て良かったな…って思ってます
廉
きっと俺1人じゃ、ここまで生きて
来れなかっただろうし…
廉
だから俺は、何があっても、
あなたは守ろうと決めてます
廉
例え、俺が危険な目に逢おうと…ね‪w
楓  (かえで)
楓 (かえで)
フフッ‪w君達双子は、
また格別に仲が良いね
楓  (かえで)
楓 (かえで)
双子でも、仲違いしてる双子は、
沢山いるから‪w
廉
……そうなんですか
楓  (かえで)
楓 (かえで)
うん‪w
ただ1つ、言わせてもらうけど、
楓  (かえで)
楓 (かえで)
今廉くんは、
現実逃避してるんでしょ?
廉
えっ…?
楓  (かえで)
楓 (かえで)
じゃあ無意識に、逃げてるんだわ
廉
………
楓  (かえで)
楓 (かえで)
まぁ大体の人間は、こういう局面に
陥った時、現実から目を逸らそうとするからね‪w
楓  (かえで)
楓 (かえで)
んで、まぁ現実逃避するのも、
時には悪くないと思うよ
楓  (かえで)
楓 (かえで)
ただ、今に関して言えば、
もう時間が無いんだから、
それを鵜呑うのみにしてでも信じて、
向き合うしかない
楓  (かえで)
楓 (かえで)
…じゃないと……危険だよ
廉
…………
楓  (かえで)
楓 (かえで)
まぁ!私も現実逃避しに来た訳だし、
人のこと言えないけどね‪w
廉
楓  (かえで)
楓 (かえで)
実は私、廉くん達のお母さんの
お目付け役だったんだ‪
楓  (かえで)
楓 (かえで)
なんだけど、日本に居るって話聞いて、戻ってきちゃって…‪w
廉
え…
廉
それ、大丈夫なんですか?
楓  (かえで)
楓 (かえで)
さぁ…
楓  (かえで)
楓 (かえで)
停電してくれたおかげで、
向こうの情報が何一つ入ってこないから、私としてもさっぱり
楓  (かえで)
楓 (かえで)
まぁ何かあったとしたら、
限りなく私のせいだね‪w
廉
………そうなんですか…
楓  (かえで)
楓 (かえで)
とにかく、そんな訳でさ、言われたことを鵜呑みにするか、何も無かったことにするか…
楓  (かえで)
楓 (かえで)
どっちにするかさっさと決めて、
備えた方がいいよ
廉
分かりました…
楓  (かえで)
楓 (かえで)
じゃあ部屋戻りな!
廉
……はい
楓  (かえで)
楓 (かえで)
あっ!私の名前は秘密ね!
廉
はい…?





そして俺は、部屋に戻った。













楓  (かえで)
楓 (かえで)
誰かにこんな話したの、
初めてだな〜…ボソッ