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第213話

213話 8年目




















そしてやってくる、9月1日。




父親の命日。




母親が事件を起こした日。























私達の全てが壊れた日。
















廉
今年も嫌なぐらいに快晴やな…
永瀬  You
永瀬 You
そうだね………




今はまだ明け方。





午前4時。





当たり前の如く、2人揃って、

オール中だ。














今年も例年の如く、

雲ひとつ無い、真っ青な、

気持ち悪い空だ。





私から見たら、その天気は、

まるでお母さんが、

『やってやった』

と言わんばかりの空に見えて、

心底腹が立つ。








永瀬  You
永瀬 You
本当なら、気持ちのいい天気なんだろうけどね…
廉
まぁ、雨とかで
暗いよりは良いのかもな
永瀬  You
永瀬 You
……そうだね‪w






















その後、暇になって、

私達双子は、散歩に出かけた。







早朝の散歩ということもあり、

人は少なくて、

不思議な感じだった。










その途中、ふとこんなことを口にした。




永瀬  You
永瀬 You
もし、私が犯人を知ってたとしたら、おにぃは聞きたいと思う?
廉
…………
廉
まぁ、そりゃあ聞きたいやろうな
永瀬  You
永瀬 You
そっか……
廉
…………てか、
廉
“もし”じゃないやろ
廉
もう犯人、分かってるんやろ?
永瀬  You
永瀬 You
…………



予想はしていた。




廉
何で言わないん?




でもまさか、このタイミングで、

直接言ってくるとは…





廉
言いづらいのかもしれんけど、
何も知らないのも嫌やねん



分かってる。




そんなの、犯人が分かった時から、

ずっと考えてた。



でも、答えはずっと変わらない。






永瀬  You
永瀬 You
言えない…



まだ……解決してない…



今はまだ……







廉
どうして?
永瀬  You
永瀬 You
まだ…終わってないから…



今おにぃが犯人を知ってしまえば、

おにぃも危ない目に合う…




その時私は、きっとおにぃを守れない…


























廉
何?犯人と戦ってるん?
永瀬  You
永瀬 You
…………
永瀬  You
永瀬 You
何でもない
永瀬  You
永瀬 You
帰ろ
廉
なぁ、マジで誰なん?
廉
俺の知ってる人?
永瀬  You
永瀬 You
…………



私は、おにぃを無視して歩いていった。




心の隅で罪悪感が、

募っていった。





廉
おいッ!あなた!
永瀬  You
永瀬 You
……………