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第264話

264話 言いたいこと



プルルルル プルルルル プルルルル……













午前2時


静かな部屋に響き渡る、コール音。












涙を流しながら、

“出て…”

と願った。










どうして急に、ここまで隠し通してきた、

紫耀のスマホを出してまで、

紫耀やおにぃと話したかったのかは、

さっぱり分からないが、

出たら言うことは決まっていた。













プルルルル プルルルル…















紫耀
紫耀
もしもし!?どうした!?




久しぶりに聞いた紫耀声に、

ブワッと涙が溢れだしてきた。









永瀬  You
永瀬 You
紫耀……
紫耀
紫耀
どうした…?
永瀬  You
永瀬 You
しょう……
紫耀
紫耀
あなた、大丈夫だから…な?
紫耀
紫耀
落ち着いて
紫耀
紫耀
ゆっくりでいいから、教えて?
永瀬  You
永瀬 You
…………




言うことは決まってる。





すぐ、言えるはずなのに……










電話越しの紫耀にすらも、

どこか恐怖心があって……








あと少し…というところで、

言葉が詰まる。












紫耀
紫耀
言いたいことは…?
永瀬  You
永瀬 You
……
紫耀
紫耀
………
永瀬  You
永瀬 You
助…けて…!





これ以上は、もう何も言えない。





言えば言うほど、

ただ自分を傷つけるだけ。





罪悪感が積もるだけ……

















ツーツーツー…












その後、私はすぐに電話を切った。











窓の外が、少し騒がしかったから…





きっと、電話したことが、

バレているんだろう。





だから、スマホを取りに来たんだろうし…










私は、素直に窓の外にやってきた人に、

スマホを渡した。





















その翌朝、あなたは熱を出した。































東雲 蘭  (しののめ らん)
東雲 蘭 (しののめ らん)
平野のスマホ……
東雲 蘭  (しののめ らん)
東雲 蘭 (しののめ らん)
まさか、ずっと隠し持ってたなんて…



そう言う、蘭の手には、

紫耀のスマホがあった。