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第180話

180話 俺のプライド
紫耀side





俺が突入した瞬間、

異様な空気感を感じた。





それと同時に、

ナイフを心臓に刺そうとしてる、

母親らしき人と、

それをギリギリで抑えてる

あなたの姿が見えた。






もちろん、そのナイフを

何で抑えているかと言ったら、

自分の手な訳で、

微かに、血が垂れているのが見える。









とはいい、バカな俺が理解するには、

時間が足らなさすぎた。






でも、体はそれよりも先に動いていて、

俺はナイフを取る体制に入っていた。









お母さん
チッ…蘭を止めたらお前か…ボソッ
永瀬  You
永瀬 You
紫耀!?
永瀬  You
永瀬 You
ダメダメッ!近づいちゃダメッ!




あなたの声は聞こえてた。




でも、ここまで来て、

引く訳にはいかない。









俺は、ナイフを持っている手の、

手首を掴んだ。









永瀬  You
永瀬 You
紫耀ッ!!




だから、もう今言われても引けないって‪w




これも、俺のプライドだからさ‪w






まぁ、言われた条件守ってないし、

もしかしたら、

めっちゃ不利なのかもしれないけど、

仕方ないでしょ。




飛び込んじゃったんだから。








お母さん
あ〜…分かった、分かった…
お母さん
離すから…




案外、その人の諦めは早く、

ナイフを手から離して、

地面に落とした。














あなたside





殺されるって思って、

体が勝手に動いた。




気づいたら、

ギリギリの所で、ナイフを掴んでいた。





痛いとか、痛くないとか、

正直よく分からなかった。












言ったこととは矛盾してる。




どっちが本心なのか…



よく分からない…













そしたら、急にドアが開いて…






現れたのは、紫耀だった。








何で?どうして今ここに…






そう思った後、すぐに気づいたのは、

紫耀が危険だということ。







近づいたらダメと言ったが、

紫耀には聞こえていないのか、

紫耀は止まらなかった。






でも、お母さんの手を掴んで、

ナイフを私から離してくれたお陰で、

私も足の紐、イスの紐を取れた。








それをチラッと見たお母さんは、

降参したように、ナイフを落とした。