第40話
40話 その反対
プルルルル プルルルル
6人が家を出た後、
すぐにそう学校に連絡した。
あれから一向に、
学校に行く気には、なれない。
特に、紫耀と会う気には、
全くなれない。
おにぃには、
少し心配をかけることになるけど、
どうせ今日の仕事で、
誰かしらとは会うことになる。
それまで私は、またあそこへ向かう。
学校
もう後、2分でチャイムが鳴る。
そんなに時間かかるか…?
キーンコーンカーンコーン
鳴ってしまった。
そして、男子の出席番号1番から、
徐々に呼ばれる。
そして、あなたが呼ばれる番は、
もうすぐ…
いや、えっ?何で?
具合は悪くなさそうだった…
あるとしたら、母さんの事だけど…なぜ?
今まで、命日だからといって、
休んだ事は無かったのに…
そして、1時間目が終わり、
10分休みになった。
3組の玄樹がやってきたのだ。
そして、人通りがほぼない、
階段の踊り場まで来ると…
廉は、クラスに戻って、
鞄を取ると、すぐに帰ってしまった。