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第103話

103話 もう充分


私は家を出て、すぐに海人に連絡した。






海人
海人
もしもし?
永瀬  You
永瀬 You
今仕事中?
海人
海人
これからだよ
永瀬  You
永瀬 You
あっ、そっか…ごめん
海人
海人
どうしたの?
永瀬  You
永瀬 You
ちょっと話したいことがあって…
海人
海人
あっ、それなら俺も、丁度あなたに言われたこと調べ終わったところ
永瀬  You
永瀬 You
ホント!?
海人
海人
うん!
海人
海人
ならさ、俺の仕事が終わり次第、
2人で会わない?
永瀬  You
永瀬 You
うん。仕事いつ終わる?
海人
海人
ん〜…
4時ぐらいには全部終わると思う
永瀬  You
永瀬 You
じゃあ、4時半ぐらいに
シェアハウスに迎えに行くね
海人
海人
俺迎えに行くよ?
永瀬  You
永瀬 You
あっ、でもあのホテル出ちゃったから、今外に居て…
海人
海人
そっか…じゃあ待ってるね
永瀬  You
永瀬 You
うん!






そして、電話を切った。






私は今日あったことを、

海人に話すつもりだ。




もちろん、協定を組んでるから、

というのはあるけど、

もしおにぃが何か嗅ぎつけた時、

海人から言ってもらおうと思ってる。












それよりも私は、

今になって理解が追いつかなくなっていた。



まさか、こんな急に犯人が分かるなんて、

思いもしなかった。



いや、実際にはまだ分からないけど…



でも、本当に世の中よく分からないものだ。



これまで、何年も探してきて、

悩んできたのに、

いきなり分かるなんて…






まぁ、その犯人が、

なぜお父さんを殺したのかは分からないが、

それは犯人に直接聞けばいい話だ。





監督は、何故かその原作者=犯人に、

殺人を犯した理由を聞かなかったみたいだが、

私が真相を知った暁には、

監督にお礼をしに行こう。
















でもこれで、私はもう死んでもいい。




やっとだ…



親が死んでから7年、

この間までそれを誰にも明かさず、

ずっと頑張ってきた。




その重荷が、“やっと”取れる。



そして、お母さんとお父さんに会える…



私、頑張ったよ…って、

お父さんとお母さんの仇とったよ…

って言える。



おにぃも、私の事を忘れたけど、

丁度良かったのかもしれない。



だって、おにぃには生きてて欲しいし。



これで何も気にせずに死ねる。









もう、充分だ。