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第82話

82話 間違いない


私は、事故のあった駅に向かおうとしていた。






が、シェアハウスから

1番近い駅に行ったものの、

事故の影響で電車が止まり、

駅に入れそうも無かった。





それは、バスもタクシーも同じで、

事故のあった駅には行けそうにない。












永瀬  You
永瀬 You
もう何なの!?



ついに私は、道の真ん中で叫んでしまった。






周りの人は、ザワザワと私を冷たい目で見た。










永瀬  You
永瀬 You
もう嫌だ…





何もかも、全てはお父さんを殺した、

その犯人のせい。









お父さんを殺してなきゃ、お母さんは死ななかった。





お父さんを殺してなきゃ、こんな喧嘩してない。













この喧嘩のせいで、一緒に帰らなくて、

こんな羽目にあって…











その犯人を私は、絶対に許さない。





優太
優太
あなた!?何してんの!?
永瀬  You
永瀬 You
えっ?岸くん?
優太
優太
ちょっ、行こ!




私は、岸くんに手を引かれ、その場を走り抜けた。




















そして、人の居ない場所まで来た。







優太
優太
何してたの?あんな所で
優太
優太
てか撮影は!?
永瀬  You
永瀬 You
えっ?



撮影は?って、おにぃのこと?




えっ…?





ダメだ、頭が回らない。








優太
優太
ごめん、今朝廉からあなたが
女優になったって聞いちゃって…
永瀬  You
永瀬 You
あ、あぁ、そっか
永瀬  You
永瀬 You
岸くんが謝ることじゃないよ
永瀬  You
永瀬 You
それに嘘ついてたの私だし
永瀬  You
永瀬 You
あと、何でもないの
永瀬  You
永瀬 You
大丈夫だから、帰ろ?
優太
優太
えっ、撮影は?
永瀬  You
永瀬 You
中止になったの
永瀬  You
永瀬 You
私達が喧嘩してたから
優太
優太
ちょっと待って、
なら何で廉は居ないの?
永瀬  You
永瀬 You
ッ………
永瀬  You
永瀬 You
いいから帰ろ?
永瀬  You
永瀬 You
ほら、こういうの報道に
取られたらまずいじゃん
永瀬  You
永瀬 You
お互いに



私はそう言い、岸くんに構わず、

シェアハウスの方向へと歩いた。







なぜかは分からないけど、

おにぃのことを言いたくなかった。






頭が明らかに回っていない今、

何でかなんて分からないけど、

本能的に、言うのを辞めた。


















でも1つ、頭が回らなくても、

私の頭によぎったことがあった。















“おにぃは、私を残して死なない。”















きっとこれは、間違いない。



だって、私なら

意地でもおにぃを1人残さない。


















それに何より、私達は、





『2人で1つ』だから。