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第301話

301話 完成しないルービックキューブ
永瀬  You
永瀬 You
えっ…?




どうしてそこで、

おにぃが出てくるんだ?





いやいやいやいや………





流石にこれは、理解に苦しむ……








東雲 蘭  (しののめ らん)
東雲 蘭 (しののめ らん)
当主が死んだ今、
自動的に当主は娘である私に移る
東雲 蘭  (しののめ らん)
東雲 蘭 (しののめ らん)
“現当主”の私には、
お前を殺す権利がある
東雲 蘭  (しののめ らん)
東雲 蘭 (しののめ らん)
父親の仇討ちとして……
私と楓の新たな1歩として……
お母さん
そんなのどうでもいいのよ
お母さん
廉からの命令って何
東雲 蘭  (しののめ らん)
東雲 蘭 (しののめ らん)
永瀬さん、知ってますよね?
東雲 蘭  (しののめ らん)
東雲 蘭 (しののめ らん)
私と廉くんが、繋がってたこと…
お母さん
…………
永瀬  You
永瀬 You
(確かに、お母さんは言ってたけど…)




いつしか、裏切りの話をした時に、

お母さんは確かにそう言っていた。




東雲 蘭  (しののめ らん)
東雲 蘭 (しののめ らん)
廉くん、私に“依頼”したんです
東雲 蘭  (しののめ らん)
東雲 蘭 (しののめ らん)
“あなたを守ってくれ”
東雲 蘭  (しののめ らん)
東雲 蘭 (しののめ らん)
……ってね
永瀬  You
永瀬 You
!!




そうだったのか……




繋がってたって、そういうことか………







東雲 蘭  (しののめ らん)
東雲 蘭 (しののめ らん)
ちなみに、それを言われた時、
廉くんは犯人の正体を知らない
東雲 蘭  (しののめ らん)
東雲 蘭 (しののめ らん)
その上で、廉くんは…
東雲 蘭  (しののめ らん)
東雲 蘭 (しののめ らん)
“あなたちゃんが危険な目にあった場合は、その犯人を殺しても構わない”
東雲 蘭  (しののめ らん)
東雲 蘭 (しののめ らん)
こう言った
東雲 蘭  (しののめ らん)
東雲 蘭 (しののめ らん)
何度もあなたちゃんを殺そうとしてる人が、あなたちゃんのすぐそばにいる……
東雲 蘭  (しののめ らん)
東雲 蘭 (しののめ らん)
………これって、危険でしょ?‪クスッ
永瀬  You
永瀬 You
ッ………





確かに聞きたいことは、もう全て聞いた。





でもまだ………おにぃが……






























全ての謎が解けた今、

“ルービックキューブ”が揃わないのは、

残り1面だけだ。




おにぃに言うだけ。




それなのに!!


おにぃが……まだ居ない……!











“完成しないルービックキューブ”に、

私はイライラをぶつけていた。








東雲 蘭  (しののめ らん)
東雲 蘭 (しののめ らん)
この9年間、アンタのおかげで、
沢山の耐性がついたよ!!
東雲 蘭  (しののめ らん)
東雲 蘭 (しののめ らん)
我慢、陰口、裏切り、努力………
東雲 蘭  (しののめ らん)
東雲 蘭 (しののめ らん)
常に1歩上を行くアンタに、
いつもイライラしてたッ!
東雲 蘭  (しののめ らん)
東雲 蘭 (しののめ らん)
だからいつかアンタを消そうと、
沢山努力した!
東雲 蘭  (しののめ らん)
東雲 蘭 (しののめ らん)
仲間を取られ、私達組織を崩壊させられ、沢山辛い思いをした!
東雲 蘭  (しののめ らん)
東雲 蘭 (しののめ らん)
中でもお父さんを殺し、
楓を責めさせた罪は重いからなッ!





蘭side




部屋の入口前で、

多くの“元”仲間を倒してた私達は、

武器持ちの向こうに大分苦戦し、

怪我も多かった。





全員気絶させ、

何とか部屋にはだれも通さずに済んだものの、

怪我が多く、私達も座り込んでしまっていた。





そんな中、部屋にあの人が入っていって、

少しした後、電気が復旧した。






それと同時に、電波も戻り、

楓に1本の電話がきた。





















その内容が………






「当主が殺された」





………ということだった。













もっと前から電話は来ていたみたいだが、

こっちで停電していた為、

繋がらず、連絡が遅れたらしい。













死因は“毒”








最後に当主とあったのは、あの人。


















犯人は、確定していた。














それを聞いた楓は、スマホを落とし、

数分何も言わずに、黙り込んでいた。













そして、発した言葉は………













『私のせいだ……』











この一言だった。













楓  (かえで)
楓 (かえで)
気づいてたのッ!!
楓  (かえで)
楓 (かえで)
あの人が何を企んでるのか……
楓  (かえで)
楓 (かえで)
何がしたいのか……
楓  (かえで)
楓 (かえで)
全部分かってたの!
楓  (かえで)
楓 (かえで)
だから、わざわざ勝負まで挑んで、
絶対殺させないつもりだったの…!!
楓  (かえで)
楓 (かえで)
日本に戻ってきたっていうから、
早とちりした……
楓  (かえで)
楓 (かえで)
向こうのGPSが合ってたんだ……
楓  (かえで)
楓 (かえで)
どうして気づかなかったんだろう…!
楓  (かえで)
楓 (かえで)
どうして、大事なところで早とちりしたのさ…バカッ!!





ボロボロ泣きながらそう言う楓に、

私はあの人への怒りが爆発した。







泣くよりも先に、

私は怒りに身を任せ、部屋に突入していた。








自分の怪我も忘れて………