つい、頭に血が上ってしまっての、
出来事だった。
言うに絶えなかった。
どうしても、言わなきゃいけないことだと思った。
自分の家族を殺すことで、
それが家族の為になると思っているのなら、
それは、絶対に間違っているから。
でも、これで殺されるのなら、
まだいい方だ。
何も言わずに死ぬよりは、
何倍もマシ。
そう思ってると、
無言でお母さんは近づいてきた。
そして、手を振りかぶってるのが見えて、
気づくと私は、頬を叩かれていた。
ﾊﾞﾁﾝｯ!!
音は、後から聞こえた気がした。
もう、本当に意味が分からなかった。
何で私は叩かれたのか。
何で私のせいにされるのか…
私が言ったことは間違っていたのか…
私は、何をしたら良かったのか…
私は………………
胸騒ぎがした。
何か、嫌な予感がした。
丁度、移動教室で、
体育をしていた時だった。
謎の胸騒ぎで、2人にそう聞いてしまった。
もう午後1時過ぎ…
あなたは、来ているだろう…
でも、もし来ていなかったら？
やめよう…
余計なことは、考えない方がいい。
頭を軽く振って、切り替えた。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。