第130話
130話 おはよう
私は、ふと目線を感じて目が覚めた。
誰かがいるのは見えたが、
眩しくてよく見えなかった。
夢…と言われて、
昨日の、おにぃと蘭さんの会話が、
頭をよぎる。
付き合ってることは無いと思うけど、
もし本当だったら…
私はおにぃから見て、
何も相談できない、妹だったんだな…
と感じてしまう。
そしておにぃは、私の部屋から出ていった。
その後、私達は朝ごはんを食べて、
全員で、近くの川や湖といった、
パワースポットのような場所に行った。
川の近くだからだろうか…
1月中間の、この時期には、
とても寒かった。
そして私達は、
寒いからさっさと終わらせようと、
すぐに湖に向かった。
一同、寒さに悶絶していた。
私は蘭さんに引っ張られ、
蘭さんの近くまで行った。
すると…
ガタッ
足元の崖が崩れた。
間一髪で、近くにいた岸くんに、
引き上げてもらい、
助かったものの…
大丈夫じゃない。
本当に身の危険を感じる。
やばい…
これはもう…
海人の言う通り、
わざととしか言いようがない…