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第242話

242話 思いの対立



あなたside



ジンにもバレてしまった今、

私を殺す理由が口封じなら、

ジンも狙われかねない。



それに、お母さんのことを

見てしまった海人も、

悟っている可能性がある。












そうだとすれば、

私、紫耀、ジンは確実に狙われる。




海人も、恐らくは…














永瀬  You
永瀬 You
ジン、まずはこの先の指針を
決めなきゃいけない
ジン
ジン
指針?
永瀬  You
永瀬 You
私達が、これから目指すこと…



恐らくこれは、長期戦になる。





お母さんがこの場に居ないことで、

きっとそれを表してるのだろう。




ジン
ジン
まぁ、本当なら警察とか、
紫耀達に伝えたいところだけど、
スマホも取られちゃたしね〜…
永瀬  You
永瀬 You
……うん
ジン
ジン
まぁ、大した物は
持ってなかったんだけどさ…
永瀬  You
永瀬 You
でも、警察に頼るのは最後だね…
永瀬  You
永瀬 You
まだ聞きたいことは、色々とあるから
ジン
ジン
そっか…
ジン
ジン
あのさ、廉にはいつ言うつもりなの?
永瀬  You
永瀬 You
…………
永瀬  You
永瀬 You
どうしようね……



言わなきゃいけないとは、

ずっと思っていた。





でも、言う気も無くて…












何言ってんだ‪w

って感じだけど、本当にそうなんだ。








言わなきゃいけないという思いと、

言ってはいけないという思いが、

ずっと対立していた。





言うタイミングが無かった訳じゃない。





おにぃから、犯人のことについて、

『知ってるんだろ?』

と、聞かれたこともあった。





それでも、やっぱり言えなくて…





















そのうち、言うタイミングも、

無くなっていた。












でも、やっぱり、

“口封じ”

という言葉で、私は縛られている気がする。








口封じ……すなわち、

“死”だ。









だから…











永瀬  You
永瀬 You
これが解決したら言おうかね…










やっぱり言えない……
























私の思いの対立は、いつどんな時だって、

“言わない”

という思いが、勝っていたんだ。







ジン
ジン
じゃあ、廉はこの誘拐事件には、
関わらせないの?
永瀬  You
永瀬 You
…?というと?
ジン
ジン
俺の予想では、多分この先、
紫耀達が助けに来ると思う
ジン
ジン
でもきっと、俺らが特に何もしなくても、廉は来ないと思う
ジン
ジン
初めはね?
永瀬  You
永瀬 You
………どういうこと?
ジン
ジン
紫耀も犯人が、あなたと廉の
お母さんだって分かってるなら、
ジン
ジン
きっと廉がここに来るのは、
止めると思う
ジン
ジン
あなたの思いも分かってるはずだし
永瀬  You
永瀬 You
……うん
ジン
ジン
ただ、紫耀に廉が止められなくなったら、その時は廉も来ることになる
ジン
ジン
……でも、その時はもう最後
ジン
ジン
俺らも、相当限界に近づいてる時
永瀬  You
永瀬 You
…………
永瀬  You
永瀬 You
そういうことね…




限界が近いとき…




その時はきっと、

もう全員無事では済まないだろう…












なら、そこまでいかせないのが、

今の私がすること。