第19話

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2020/03/31 20:34
信じてもらえない悔しさからか

女に騙されている苛立ちからなのか


もう何が何だか分からない感情になり


居間を出て、自室へと戻る。





もう何も考えたくない、




てか何も考えられない。





きっとさっきの事で
実弥さんからは距離を置かれるだろう。


私が言いに行ったところで
信じてくれないだろうから。




自室の縁側へと座り



空を眺める。




綺麗な星が満遍なくちらばっていて




今にも空から落ちてきそうで












頬にスーッと涙が伝い




止まることなく溢れ始めた。













どうして?



実弥さん。





信じてくれなかったの?





私よりあの子の方が良くなったの?









そう考えれば考えるほど



どんどん涙は溢れてきて




実弥さんを想えば想うほど


胸が苦しくなって







辛くなる。






















それからどれくらいの時間が経っただろう





抜け殻のようにベタっと
縁側へと寝転がり

外を見つめる。









ちょうど私の部屋からは
稽古をしている場所が見える。








もし、
私が鬼殺隊の隊士ならば
もっと仲良くなれていたのだろうか。


もっと傍に居られたのだろうか。





そんなことばかりが浮かんできて……

あなた

ダメだ








泣いたからか


喉が乾き


とりあえず飲み物を飲みに行くことにした。

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