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2020/03/31

第17話

14


それから少しして


休憩が終わり


また3人は稽古へと戻る




そして
私は “お手伝いさん” として


皆さんのコップを洗いに台所へと戻る。








とてもじゃないけど

稽古なんて見たくない。







押しつぶされそうになるから。





泣きそうになるから。











ぐっと奥歯を噛み締め




深呼吸をし、洗い物を済ます。







3人が稽古している間は
とくにすることもないので




裏口から屋敷の外へ出て



少し散歩をすることにした。













頭を冷やそう。





冷静でいられないのはきっと


心が落ち着いてないからだ。




そう言い聞かせ



近くの川へと向かった
























大きな岩の上に座り



少し足を川へとつける


少し冷たい水



それが今は丁度良くて




身体に染み込んでいるようで。







目を瞑り


風で揺らされる葉の音を聴き


心を落ち着かせる。

















私が今いちばん怖いこと。






それは







私にしていることを



あの女にすること。










初日でこれならば







数ヶ月いる女と今以上に実弥さん……

いや、玄弥さんも仲良くなるのは確実だ。








ただそれだけが怖い。










あの女に取られたらどうしよう。








捨てられたらどうしよう。








それしか頭にない。

















どれほど川にいたのか分からないけど

結構いたのかあたりは薄暗くなっていて






そろそろ帰って夕飯の支度をしようと思い




屋敷へと戻る。