第12話

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2020/03/31 05:30
あなた

失礼します





そういい

息を整え
実弥さんの部屋へはいると


実弥さんは
縁側に座り外を眺めていた


それから
ゆっくりと顔をこっちに向け

来い来いと手招きをされたので


恐る恐る近くへよると
不死川 実弥
不死川 実弥
俺に見せびらかすとはいい度胸だなァ







そういい

ぐっと腕を引っ張られ

実弥さんの腕に包まれた。


あなた

なにがですか?





本気で意味がわからなく
問い返すと


スっと私を持ち上げ
縁側から立ち上がり
部屋の中へと足を進め、


そのまま下ろされ
あなた

んッッ……







何故か首元にキスをされ


いきなり過ぎて変な声が出てしまった

不死川 実弥
不死川 実弥
昨日玄弥とシたのかァ?
この跡玄弥だろ?




甘ったるく低い声は


体に響くよう伝わり、身体が疼く
あなた

……ッ

不死川 実弥
不死川 実弥
なんも言わねェってことは
そういう事だよなァ?




私を捉えたまま離さない目線は


なんとも言えないほどに力強く

思わず言葉が詰まってしまう







それから実弥さんは

ゆっくりと手を忍び込ませ


その優しい手つきに身体が反応し
あなた

……ッハァ…ッ








私の身体は実弥さんを求めているのか


少し触られただけで


ありえないほどに感じ


触られたところが熱く感じる
不死川 実弥
不死川 実弥
よがってんのかァ……おめェはよォ




実弥さんの大きな手が


身体中に触れ




その度に身体がビクッと反応し
あなた

……ダメェ…






なんのイタズラか


ずっと焦らす事しかしない実弥さん。



そろそろ、苦しくなってきた





頭もフワフワし何も考えられない


ただ目の前にいる実弥さんの姿を


捉えることしか出来ない


不死川 実弥
不死川 実弥
今日は存分に可愛がってやらァ
俺が居ねぇ間に
随分と楽しんだみたいだしなァ







その一言で






お互いのよがり声しか聞こえないくらいに


めちゃくちゃにされ……






不死川 実弥
不死川 実弥
……ッあなた
…愛、してるッッ





普段はそんな事言わないくせに




行為中に
なんとも色っぽい声で

そう言う。








ずるい……










あなた

私も……ッ
実弥、さ…んッッ
あいして、る、







そしてキュッと引き締まった大きな身体に縋り付き



そして同時に果てた。

























あまりもの激しい行為で

快楽で身体がしばらく疼き



疲れ果て


私はその時すぐ眠りについてしまった

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