第23話

不死川side 2
3,010
2020/04/01 00:53
実弥
実弥
ン……

俺……寝てたのかァ?



目を覚まし辺りを見渡すと




布団の上にいて




横では玄弥が眠っていて
実弥
実弥
おぉ、あなたが布団敷いてくれたのかァ?







可愛い可愛いあなた。



あなた
あなた
はい!!
今日は…ね?




そういいキスをしてきた。




今日のあなたは何故か大胆だ。





いつもと違って


気分が高まり



俺もそれに応えるよう激しいキスをする。



あなた
あなた
ンッ……苦しい…ッ





あなたの口から垂れる
液がなんともいやらしい。





あぁ、たまんねぇなァ……
 





今日はいつもより






体が熱く




このままあなたをめちゃくちゃに
してやりたい











あなたを押し倒し
無理矢理服をぬがして
そのまま膨らみへと顔を近づけ


膨らみの先を舌で転がす




その度にいやらしく愛らしい
声を出すあなた





あぁ、可愛い……
















そして
あなたが俺を押し倒し



俺の上へと乗っかり




あなた
あなた
気持ちいいですか……?




そういい腰を動かした。


その時
身体に電流が流れたかのように
ビクビクと反応し
快感が足の先まで伝わり
実弥
実弥
……ック…、ンッ
あなた
あなた
実弥さん、可愛い……ッ









本当に今日のあなたはどうかしたのか?




大胆すぎる。




でも、それが興奮する。











あなたが腰を動かし


その快感に耐えていると


玄弥が起きてきて

小さな声であなたと言いながら

あなたの背中にキスをしていた



玄弥がキスをする度


アッとこぼす声が愛らしく



それと何故か少しイラッとし




下から突き上げると




声にならねぇ声で悶えるあなた。







たまんねぇなァ……ッ












すると











あなたが













あなた
あなた
あなたさ〜ん。
そんなに見られちゃ恥ずかしいわぁ
























……何言ってんだ?









あなたが顔を向けている方に








顔を向けると









涙を流しながら突っ立っているあなたが居て







そして屋敷の外へと走っていった。











一気に血の気が引く気がし








俺の上に乗っかっている奴を見ると……
女隊士
最悪……
なんでいいとこで来んだろ
あの人。














女の隊士が俺の上に乗っていて。











、あなたじゃ、ない?











なんでだ、、?












俺は女を突き飛ばし




乱れる呼吸を整える
女隊士
実弥さん?
なんで突き飛ばすの?
さっきまで私を求めていたじゃない
実弥
実弥
おめぇはよォ
何がしてぇんだ?
女隊士
実弥さんに抱かれたいの
実弥
実弥
……は?
女隊士
実弥さんが大好き過ぎて
実弥さんに抱かれたくって。
ずっとずっとこの日を待ってたの。





そしてまた俺に近づいてこようとする女。





なんでこんなやつが


あなたに見えたのか。……クソッ
女隊士
私が誘っても
絶対応えてくれないでしょ?
だから
少し手荒な真似しちゃったけど
媚薬を飲ませたんです。
実弥
実弥
……
女隊士
するとなんか
実弥さんも玄弥さんも
私の事あなたとか言って
気分悪かったけど
実弥さんとできるならっと
思って我慢したんです。
実弥
実弥
……狂ってんなァ、てめぇはよォ…。
やっぱ本当みてぇだなァ












そう言うと



女もサッと顔から血の気が引き
実弥
実弥
お前よォ
俺のことが好きなんだってなァ。
それであなたが邪魔で
周りに変な噂立てて
あいつの、居場所無くそうとしてた
みてぇじゃねぇか。
女隊士







過去に何度かあった。






あなたが1人出かけていた時






目を真っ赤にして帰ってきたことがあった。





理由を問うたが





目にゴミが入っちゃって。とか




そんなことしか言わず





本当の理由は教えてくれなかった。









そして他の隊士に聞くと




あなたについて
変な噂が流れていると。




その噂はえげつないものだった。







そんなことを言われ耐えていたと考えると




その噂を流し出した奴を




どうにか見つけ出したくて





やっとたどり着いた。









この屋敷へ自ら来たいということで
少し泳がして
様子を伺おうとしたが



俺の前では変なことをしなかったため


正直気づくのが遅れた。






こいつだという確証がなかったから、


というのもあったが













今やっとわかった。
実弥
実弥
お前よォ
あなたを傷つけてただで済むと思うなァ
実弥
実弥
騙された俺もくそバカだ。
こんな小細工に気づけなかった。
一つだけ言っとくがなァ
実弥
実弥
俺も玄弥も
あいつ以外の女はどうでもいい。
あいつ以外を好きになる事はない。

お前を抱こうが
俺の心が揺らぐことは無い
実弥
実弥
勘違いすんな。
お前と行為をしたからお前に心は
微塵たりとも動いてねぇからよォ。
俺はあなたしか頭になかった







すると女は悔しそうに唇をかみ締めていた
玄弥
玄弥
おい、クソ女



久々に聞く
低く唸るような玄弥の声




玄弥
玄弥
兄貴が好きなんだってなァ
あわよくば俺も。
みてぇなこと言ってたみたいだが
あなたを傷つけたことは
一生許さねぇ
玄弥
玄弥
汚ぇ手使って
こんなことしてんじゃねぇよ。


















.
実弥
実弥
分かったかァ?

今日中に荷物片して出ていけ
実弥
実弥
隠のやつに迎えに来るよう言うから
さっさと目の前から消え失せろォ








そして
鎹鴉にそう伝えるよう言付け




水を大量に飲み



あなたを探しに向かう













傷つけてすまねぇ……






泣かしてすまねぇ……


















どうか無事でいてくれ














真っ暗な外。






玄弥と必死にあなたを探す。










どうか鬼と出会す前に何とか……

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