俺……寝てたのかァ?
目を覚まし辺りを見渡すと
布団の上にいて
横では玄弥が眠っていて
可愛い可愛いあなた。
そういいキスをしてきた。
今日のあなたは何故か大胆だ。
いつもと違って
気分が高まり
俺もそれに応えるよう激しいキスをする。
あなたの口から垂れる
液がなんともいやらしい。
あぁ、たまんねぇなァ……
今日はいつもより
体が熱く
このままあなたをめちゃくちゃに
してやりたい
あなたを押し倒し
無理矢理服をぬがして
そのまま膨らみへと顔を近づけ
膨らみの先を舌で転がす
その度にいやらしく愛らしい
声を出すあなた
あぁ、可愛い……
そして
あなたが俺を押し倒し
俺の上へと乗っかり
そういい腰を動かした。
その時
身体に電流が流れたかのように
ビクビクと反応し
快感が足の先まで伝わり
本当に今日のあなたはどうかしたのか?
大胆すぎる。
でも、それが興奮する。
あなたが腰を動かし
その快感に耐えていると
玄弥が起きてきて
小さな声であなたと言いながら
あなたの背中にキスをしていた
玄弥がキスをする度
アッとこぼす声が愛らしく
それと何故か少しイラッとし
下から突き上げると
声にならねぇ声で悶えるあなた。
たまんねぇなァ……ッ
すると
あなたが
……何言ってんだ?
あなたが顔を向けている方に
顔を向けると
涙を流しながら突っ立っているあなたが居て
そして屋敷の外へと走っていった。
一気に血の気が引く気がし
俺の上に乗っかっている奴を見ると……
女の隊士が俺の上に乗っていて。
、あなたじゃ、ない?
なんでだ、、?
俺は女を突き飛ばし
乱れる呼吸を整える
そしてまた俺に近づいてこようとする女。
なんでこんなやつが
あなたに見えたのか。……クソッ
そう言うと
女もサッと顔から血の気が引き
過去に何度かあった。
あなたが1人出かけていた時
目を真っ赤にして帰ってきたことがあった。
理由を問うたが
目にゴミが入っちゃって。とか
そんなことしか言わず
本当の理由は教えてくれなかった。
そして他の隊士に聞くと
あなたについて
変な噂が流れていると。
その噂はえげつないものだった。
そんなことを言われ耐えていたと考えると
その噂を流し出した奴を
どうにか見つけ出したくて
やっとたどり着いた。
この屋敷へ自ら来たいということで
少し泳がして
様子を伺おうとしたが
俺の前では変なことをしなかったため
正直気づくのが遅れた。
こいつだという確証がなかったから、
というのもあったが
今やっとわかった。
すると女は悔しそうに唇をかみ締めていた
久々に聞く
低く唸るような玄弥の声
.
そして
鎹鴉にそう伝えるよう言付け
水を大量に飲み
あなたを探しに向かう
傷つけてすまねぇ……
泣かしてすまねぇ……
どうか無事でいてくれ
真っ暗な外。
玄弥と必死にあなたを探す。
どうか鬼と出会す前に何とか……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。