安室さんと別れてから数時間後。ゆいなは、ずっとパソコンの前から動けていなかった。
ふぅ……(もう探し始めて結構経つのに…組織の目的も人影のことも分からないままか…)
そんな時。
コトン
何もしていない状態で、かろうじて聞こえるようなかすかな音が聞こえた。
ん??(あれ?今玄関の方から音がしたような…足音は全然聞こえなかったのに、、、気のせいかな?)
そう思いながらも玄関に向かい、ドアを開ける。
ガチャ
えっ!?(これ、、、この部屋のドアの前に置いてあるってことは私宛て、だよね?)
そこにあったのは、3本のビン___と、メモに書かれた手紙。
(なんだろう…)
(ビンの中身は、、、ウォッカに、ホワイトキュラソーに、ライムジュース?私、まだお酒飲めないし、人違いかな?あ、あと手紙は…)
(…あ、あれ?どうして…?)
"ゆいなへ 一緒にいてあげられなくてごめんね。でも、私達はずっと貴方の味方だから。あ、あとプレゼントしておいてあれだけど、お酒は3年後まで飲んじゃダメだからね。お元気で。"
(贈り主は私の名前も年齢も知ってるの…?一緒にいてあげられなくてごめんね…?)
(………もしかして、あるわけないけど、でも……)
………お母さん?………お父さん?
(……なわけ、ないよね。)
ガチャッ
その時、隣の部屋のドアが勢いよく開かれた。
!?
あ、安室さん!?どうしたんですか!?
えっ!?ゆいなさんこそどうして外に出てるんです!?
えっ、あっ、それは…これが、置いてあって…
えっ?お酒?ですか?
それにゆいなさんの持ってるその紙は…
あの、、これ、、、手紙が書いてあって…《手紙を安室さんに見せる》
えっ?どうしてこんな個人情報を…僕達がここに住んでいることを知ってる人もほぼいないのに…
そうなんです…
……あの、ないとは思うんですけど、、、これが、私の両親から贈られたものだとすると、つじつまが合うんです。
えっ?……確かにそうですね。
でも、、私の両親は…
あっ、ゆいなさん!その件なんですが、、ある情報を見つけたんです!これを見てみてください!
えっ?なんですか?
………!?
これ、、、本当ですか!?
はい。おそらく、そうです。
……じゃあ、、これは、本当に私のお母さんとお父さんから贈られたもの、ってことですか…
きっと、そうだと思いますよ。
実は、このプレゼントのお酒とジュースを混ぜて作られるカクテルがあって、それが、「カミカゼ」というものなんです。
その、「カミカゼ」って、どんなカクテルなんですか?
、、、ゆいなさん、カクテル言葉って知ってますか?
いえ…
カクテルごとに意味が込められているんですけど…
「カミカゼ」の意味は…「あなたを救う」なんですよ。だからきっと…贈り主はゆいなさんのご両親ですよ。
そうなんですか、、、だと、いいです!(まあ、私は2人が生きてたって知れただけで、すごく嬉しかったけどね!)
そうですね!
じゃあ、そろそろ部屋に戻りましょうか。今夜はきっと大変な夜になるでしょうから。
そうですね!ありがとうございました!
ガチャン
(お母さん、お父さん、ありがとう!!)
今回はここまでです!読んでくれてありがとうございました!!
あ、あと、これは私事なんですけど…
昨日、★50になりました!!
本当に嬉しいです!!😆😆
皆さんいつも応援ありがとうございます✨✨これからもどうぞよろしくお願いします!🙇♀️🙇♀️
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