第48話

まさか…
885
2020/05/21 09:55
ゆいな
ゆいな
…今日の夜、ですか、、、
安室透
安室透
……そうです。
2人の間に沈黙が流れる。
ゆいな
ゆいな
………(コードネームをやるって、、、私、黒の組織の幹部入りするってこと…?私、まだ入ったばっかだし、一回しか任務もしてないのに…)
安室透
安室透
………(ゆいなさんは確かに有能だ、でも流石にここまで早い幹部入りは異常な気がする…何か裏があるな……)
ゆいな
ゆいな
…それは…("本当ですか?"そう言おうと思ったけど…安室さんがこんな嘘つくわけがないよね…)
安室透
安室透
ん?なんでしょう?
ゆいな
ゆいな
いや、やっぱりなんでもないです!
安室透
安室透
そうですか、、。
安室透
安室透
(そう言えば、前の任務のとき、組織はゆいなさんの任務を僕達には一切助けさせなかった……それは、なぜだったんだ?ゆいなさんを試したかったから?いや、単独行動をさせたってことは信用していたからか?)
安室透
安室透
(…でもそれなら、今回の件だってあのメールをわざわざ僕に送りつけてゆいなさんを約束の場所に連れて行くのを僕に義務付ける必要もないはずなのに…)
ゆいな
ゆいな
(入ったばかりで、まだ大して信用もない私をこんなに簡単に幹部入りするのはやっぱりおかしい…私を幹部入りさせるのには幹部として働かせる以外に目的があるってことだよね…)
安室透
安室透
(だったら…)
ゆいな
ゆいな
(それなら…)
安室透
安室透
(…何故…?)
ゆいな
ゆいな
(…どうして…?)
ゆいな
ゆいな
あの、すみません、ちょっと私、人影のことも含めて調べたいことが出来たので、そろそろ失礼しますね!
安室透
安室透
そうですか、私もちょうど今から調べ物をしようと思っていたところです。
安室透
安室透
じゃあ、例の約束の時間の1時間前に呼びに行くのでそれまでに用意を済ませておいて下さいね!
ゆいな
ゆいな
分かりました!本当にいつも送ってくれてありがとうございます、!
安室透
安室透
いえいえ、それに今回は僕も呼ばれているので。ではまた!
ゆいな
ゆいな
はい!おじゃましました!
ガチャン
ゆいな
ゆいな
(安室さんも来るんだ、、心強いな!もしかして、他にも来る人いるのかな…?)
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1人になった部屋の真ん中で、パソコンと睨めっこしながら黙々と検索を繰り返す。
安室透
安室透
………もう5時、か。(検索し始めて4時間半は経過してるのに、有力な情報はほぼなし…)
安室透
安室透
(組織の方はそう簡単に情報が見つかるとは思ってなかったが、あの謎の人影の方まで情報が掴めないとは…)
安室透
安室透
(もしかしたらあの人影の正体も、闇の世界を生きる人間の1人なのかも知れないな…)
カタン


少し休憩をしようと立ち上がると、パソコンの録音中のマークが点滅しているのが目に止まった。
安室透
安室透
ん?(そう言えばヘリに乗ったときにコナン君の携帯に付けておいた盗聴器、ずっと外すのを忘れてたな…)
安室透
安室透
(一応、早送りでひと通り聞いてみるか。)
再生ボタンを押すと、いろんな会話が飛ぶように流れていく。
安室透
安室透
えっ?今なんて…?
気になる場所を見つけ、ゆっくり再生してみる。
安室透
安室透
………まさか…これは…!?
安室透
安室透
(………ゆいなさんの両親が、生きているかも知れない!?というか…)
すぐさまパソコンのキーボードをたたき始め 
る。








そして、数時間後。


安室透
安室透
(生きて、いた…)
作者
作者
今回はここまでです!読んでいただいてありがとうございました!!

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