第20話

黒の世界へⅠ
1,290
2020/04/16 22:00
キキーッ
安室透
安室透
つきましたよ、ゆいなさん。
ゆいな
ゆいな
バー、ですか、、?
安室透
安室透
そうです。では、いきましょうか。
ゆいな
ゆいな
分かりました。
トコトコトコ

ガチャ
安室透
安室透
こんばんは、ベルモット。約束どおり来ましたよ?
ベルモット
ベルモット
あら、待ってたわよ。バーボン。時間ぴったりね。
ゆいな
ゆいな
こ、こんばんは。(ん?この人以外にどっかから視線を感じる…)
ベルモット
ベルモット
まあ、ちゃんとかわいい女の子も連れてきてくれたのね。2人とも、とりあえず座って。
カタン
ベルモット
ベルモット
さて、何から話してもらおうかしら?じゃあ、まずあの時なにをしてたのかの教えてちょうだい。
安室透
安室透
分かりました。ではお話ししますね。
安室透
安室透
あの時は例の喫茶店で明日の営業の準備をしていたら、ドアの窓から警察らしき人がうろついていたのが見えたので何かあったのかと思って外に出てみたんです。
安室透
安室透
そしたら、爆処の人達がきていたので念のため彼女の住んでいる孤児院を見に行ったら、窓が割れていたので中を調べると、爆弾が仕掛けてあって、しかも彼女がまんまと捕まっていたので助けてあげてたんです。
安室透
安室透
まったく、こんな風に誤解されるとは思ってもなかったんですけど。
ベルモット
ベルモット
そう。あの時していたことは分かったわ。じゃあもう一つ質問してもいい?この子とはどういう関係?
安室透
安室透
この子は僕と親子のようなものですよ。彼女は小さい頃に事故で両親を無くしていたので、僕が何かと世話をしてあげていたんです。
ベルモット
ベルモット
へぇ〜、そうなの?そこの子猫ちゃん?
ゆいな
ゆいな
はい、そうです。彼には本当にお世話になっていて、とても感謝してます!
ベルモット
ベルモット
ふーん、そうなのね。ところであなた、彼がどんなお仕事をしてるか聞いたことある?
安室透
安室透
!?(まだ疑ってたのか…ゆいなさん、頑張って!)
ゆいな
ゆいな
いえ…あまり…何度か質問したことはあるんですが、まともに答えてくれないんです…
ベルモット
ベルモット
あら、それは可哀想に。具体的になんて言ってたの?
ゆいな
ゆいな
うーん、、、まだ私は知らなくていいことだとか、秘密だとか…
ベルモット
ベルモット
ふーん、そう。まだ教えてあげないの?バーボン?
安室透
安室透
彼女はまだ中学生ですよ?教えるのには早すぎると思うんですが。
ベルモット
ベルモット
以外ね、このバーに連れてくるぐらいならもうこの組織のこと知ってるんだと思ったのに。
安室透
安室透
いや、こちらは連れて来たくて連れて来たわけじゃないので。
安室透
安室透
というか、話が済んだなら僕たちは帰らせてもらいますよ?こちらにも都合がありますし。
ベルモット
ベルモット
あら、そんなに急がなくてもいいでしょ?明日は任務は入ってないわよね?あ、あとまだ話は終わってないから。
安室透
安室透
………
ゆいな
ゆいな
………(さっきから気配を探ってるのに、どこかに隠れてるはずの誰かがどこにいるか全然わからない…)
ベルモット
ベルモット
ねえ、子猫ちゃん、お名前を聞いてなかったわね。教えてくれる?
ゆいな
ゆいな
え、えっと…《安室さんの方を見る》
ベルモット
ベルモット
あら、口止めされてるのかしら?まあ、いいわ。話っていうのはこのことなんだけど…
ベルモット
ベルモット
あなた、私達の組織に入らない?
作者
作者
今回はここまでです!やっと黒ずくめが出てきました!遅くなってすみません…
明日もぜひ読んでください!

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