第6話

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2021/07/31 10:48




『なんなんですか!!!!!!!!!
この暴れん坊将軍は!!!!!!』





私の声が部屋に響き
鈍い音しかなってなかった部屋が静まり返った



「誰あいつ」



「え、誰?」





いやたしかに!!!



そうですよね!!



なんかごめんなさい!!!!



カオスな部屋に
真一郎さんに入れてもらったのが現状なのだが



ガシャンガシャンとものは壊れるわ
体に痣は出来てるわ


やりすぎだわ


耳痛いし鼓膜破れたかと思ったわ!!!





腹いせで静かに営業スマイルをかまして
殺気をかます


『圭介と一虎はとりあえず正座して、座れよニコね?』




「「ビクッ」」


何故か分からないが
真一郎さんも正座しようとしていたので




必死に止めとく




『真一郎さんは、大丈夫ですよ』



真一郎「あ、はい」



その光景に




金髪のサラサラした髪が
チャームポイントのような
もう1人のガキは私のことを睨んだ




「お前誰だよ」





うわぁ、13のガキとは思えないほどの
殺気出すやんこいつえぐ


なんて、考えながら
殺気に怖気付くこともなく


『私は 東雲 あなた
真一郎さんからお話あったよね?
聞いたかな?』




営業スマイルをまたまたかまし
必死に表情筋を労働させる




「知らね」





は、何このガキ1番だるいやん
なんなん、


思わず



『チッ』



真顔で舌打ちをしてしまった



「「「ビクッ」」」

3人が肩を震わせた




やっべ☆


と、急いで表情筋をつかい笑顔を作り直す



『あ、ごめんね〜つい癖でじゃあ、
万次郎くんも座ろっか』





「嫌だ、俺はこいつらと話すことがある」




そう優しく言ったのにも関わらず
あのガキは食い気味に断ってきた



【マイキー辞めろよ!】



【あいつ怒らせたらなかなか怖いんだよ】



と、圭介と一虎の心の声が
聞こえてきたのは、気の所為だろうか






『ふーん、話かぁ、
私をこんな夜遅くに呼び出して来た癖に
私よりも優先する話があると、』




だいぶイラつきを覚え、
血管が浮き出るのを耐える




「そうだよお前なんかよりも大事」



は?


こいつがちで、無理
反抗期むり



1番ウザイ



タヒねッッッッッッッッッッッッッッッッッッ






おっと、危ない危ない
思いっきり腹パンさせるとこだった


私は冷静さを取り戻して
笑顔で対応する



『真一郎さん、
少しだけ万次郎くんとお話させても…?』




「え、あぁ、はい、どうぞ」


許可が出たので
私は立ち上がり


ガキに近寄った
生意気そうな口から出た言葉をさえぎり



「俺お前と話すことなんてないんだけ(((((」



『バァァン』



思い切り腕を掴んで背負い投げをした


「「「「?!」」」」




「ッッお前何しやがッッ」

ガシっと頬を挟むようにつかみ
目を合わせ私は口を開いた


『うるせぇーよ
こちとら大事な睡眠時間奪われてんだわ
ガキが調子のんじゃねーぞ』



『初対面でお前呼ばわり?ん?
人はいくらでも殴ってもいいし、暴れてもいいだけど、常識ぐらい身につけろよ
年上をバカにするな
いつか痛い目見るんだから』




はぁぁぁ


スッキリしたぁー



背負い投げっていいよね



『んじゃ、これからよろしくね万次郎くんニコ』



『仲良くしてくれると嬉しいなニコ』




掴んでた頬を離し私はまた
着席した




何故か震えている

圭介と一虎を横目に


隣で泣きそうな女の子に挨拶をする



「ビクッ」


『驚かせてごめんね…エマちゃんだよね?
私東雲 あなたって言うの、
しのちゃんって呼んでくれたらいいなぁ』


優しく微笑むと



「しのちゃん…?」


と、あだ名を読んでくれた



いや、眼福


いや、天使




良かったァァァおかげで
佐野家にくる目的増えたわ


よっしゃァァァァ!!!!!!!!!


心を落ち着かせまた微笑み返す


『そう!エマちゃんは可愛いなぁ』

ニヤニヤしてしまうほどの可愛さに
やられていると




「しのちゃんも可愛い」



天使が口を開いた


いや、まって?

え?まて?



この子欲しい



褒められるなんて何年ぶりよッッッッッッ



いつも誰かさんたちに


魔法少女ゴリラとかしか、
言われたことしかないから嬉しいなぁぁ




五条「まって傑俺風邪かも…」



夏油「あいにく私も寒さを感じてね」



家入「いやお前ら馬鹿だから風邪ひかねぇーだろ」





さて、このガキ達



どうしよっかな



「「「「「ブルブルッ」」」」」





To Be Continued





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