第11話
拾壱の巻 キメツ学園
~あなたside~
皆さん、おはようございますっ!
昨日、碧柱になりましたあなたですっ!
一応、癸のサポートだから、柱以外の階級の方にはピンク色の髪型の姿を見せていない。
それをきっかけに、私は謎に包まれているとされ、幻の柱と呼ばれるハメになってしまった。
まあ、幻緑って名前だし良いと思うけどね()
ドアのノックの音が聞こえて私は姿勢をただした。
私は今日、入学するであろうキメツ学園の制服とスクールバッグを持ち下に向かった。
~~
だいたい分かる。
蜜璃さんから、「ぼっちなの!」って聞いていた気がするし。
私たちは新しい制服に腕を通しスクールバッグを持った。
私たちは見慣れない通りを歩いた。
~~
キメツ学園は昨日来たことがある。
でも、初めて来た時よりも更に活気があった。
しのぶさん曰く、鬼殺隊は無料で入れるらしい。
政府非公認だけど関心する。
カナヲが必死に背伸びするが、全くクラス表は見れない。
突然、後ろでオーラを察知した。
あの優しさにあふれたオーラ……。
きっと……!
あれ、あの人は救ってくれた……人?
この人たちって友達だったんだ。
初耳だなぁ。
でも、二人とも優しいオーラがする。
やっぱり酷い人じゃないみたいだ。
私たちは手を取り合って喜んだ。
こんなにも喜んだ事は生まれて始めて。
前まで友達はいなかったからかな。
我妻善逸くん……か。
はっ!
私、癸の名前全員覚えないといけないんだった!!!
とりあえず、我妻善逸くん、竈門炭治朗くん、栗花落カナヲあとは……
猪の被り物をした人……っ!?
え、なにそれ()
突然、後ろから砂ぼこりがまいはじめた。
え()
なるほど……。このヤバイやつが、嘴平伊之助くんか……。
え、めっちゃ興味ないじゃん!?
私たちは伊之助くんに引っ張られて校舎の中に入った。