第15話
拾伍の巻 初任務
続いては委員会。
ここの委員会は一番、風紀委員会が辛いんだって。
絶対に風紀委員は避けなきゃ!
また嫌な予感がする……。
~~
しのぶさんの髪の毛は乱れていて、傷もあった。
しのぶさんは、深い傷を負っていた。
でも、止血してる。
たぶん、息切れだろう。
そうだ。
十二鬼月の下弦の弐は太陽を最近、克服したんだった。
他の十二鬼月は、克服してないらしいけど……。
鬼舞辻無惨も下弦の弐を食べて克服しちゃうかもしれない……。
なら、早く仕留めなければ。
そして、私は深呼吸をする。
髪の毛が黒く染まり始めた。
私は呼吸を整え鬼を透視能力でどこにいるか、見る。
中学校の校舎だ!
~~
むいくんは、切り傷だらけだった。
そして、鬼の手が伸びてくる!
やばい!
この技は相手の攻撃を受け付けない技。
凪と同じかな?
でも、凪とはちょっと違う。
この草原に入っている味方は回復もしちゃうのだ。
そう行こうとした瞬間だった。
この鬼はたしかに太陽を克服している。
だが、ここは薄暗い校舎だ。
それもあって、あまり害を受けてないだろう。
でも、からだの端が少し無くなっている。
私は槍のような日輪刀を持つ。
ちゃんと、先は鬼が切れるようになってるよ。
よし。
この鬼ならこの程度で行けそうだ。
私は素早い動きで舞を躍りながら相手の首を切る。
やっぱり弱かった。
一方、向こうでは……
見事に鬼の首を切っていた。
むいくん、私より年下なのに背が高いって羨ましすぎる……!
私はむいくんに背を向けて走り出した。
と、思ったら……
こうして、私は初任務を終えたとさ。