第5話
伍の巻 鍛練
~1日目~
朝の6時。
私とカナヲは庭に出ていた。
そして、手元にある木刀を握る。
私たちは晴天の中、刀の素振りを始めた。
そして、時が経ち夕暮れ……。
手には豆ができて痛い。
でも、みんなを救うため……!
私は最後の力をふりしぼった。
振り下ろした刀を地面に転がし、私は脱力。
カナヲも私の隣にやってきて脱力。
私たちは縁側で寝そべった。
そして、私とカナヲの手は無事に豆だらけになってしまったとさ。
~10日目~
水の呼吸、風の呼吸、岩の呼吸、雷の呼吸、炎の呼吸は、全ての呼吸の派生となっている。
私の碧の呼吸は水の呼吸の派生。
つまりは、私は少しであれば水の呼吸は使えると思うんだよね……。
う~ん……。
私は蔦を入れたいな……。あとダンスのような攻撃……
蔦乱舞……とか?
あと、草原と紅葉、葉吹雪、樹木とか……?
針葉……木漏れ日も……!
けっこう出てきた……!
私は目の前の木を切った。
木刀だけど見事に切られていく。
カナヲは遠くで可愛らしく拍手をしてくれた。
そして、私はしのぶさんと相談をして、技の型、技の名前などを考えた。
そして、1ヶ月後……
~1ヶ月後~
こうして、私たちは最終選別へ向かった。
合計で素振りは60000回、持久走は2キロメートル、技の練習はみっちり100時間。
これくらいやったんだ。
絶対に行ける……!
私たちは歩みを早めた。