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第26話

弐拾捌の巻 夜の散歩
あーあ。
またやっちゃった。

私は昔から失敗だらけの人間だったなぁ。
お母さんからのげんこつは、痛かった……。

でも、今ではそれが味わえない。
冴木 (なまえ)
冴木 あなた
……グスッ
考えるだけで涙が零れてしまいそうだった。
私のせい……私のせいだから。

お母さんが死んだのも……カナヲが悲しんだのも……。
冴木 (なまえ)
冴木 あなた
全部……グスッ全部……ッ!
『私のせい』
我妻 善逸
我妻 善逸
あ、あなたちゃぁぁぁぁぁん!
後ろから声がした。
この声は……善逸くん?
冴木 (なまえ)
冴木 あなた
ぜ、善逸くん?
なんでここに?
我妻 善逸
我妻 善逸
うーんと、ちょっと鍛練
冴木 (なまえ)
冴木 あなた
え、そうなの?
我妻 善逸
我妻 善逸
うん。ランニングしてたんだ。
善逸くんは私の隣で歩幅に合わせて進んでくれた。
善逸くんは私の顔を見て目を見開く。
我妻 善逸
我妻 善逸
あなたちゃん、泣いてるじゃん……!?
どうかしたの?
冴木 (なまえ)
冴木 あなた
え……?
そっか……。私、泣いてるんだった。
冴木 (なまえ)
冴木 あなた
あー、ちょっと演技の練習かなっ……
我妻 善逸
我妻 善逸
あなたちゃん、嘘ついたでしょ?
冴木 (なまえ)
冴木 あなた
え?
我妻 善逸
我妻 善逸
ごめん。俺、耳が良くて、相手がどんな人なのか、今どんな気持ちなのか、分かっちゃうんだ。
冴木 (なまえ)
冴木 あなた
そう……なんだ……
我妻 善逸
我妻 善逸
もちろん、前からあなたちゃんが、幻緑だった事も知ってたよ。
冴木 (なまえ)
冴木 あなた
へぇ……。



って、ええっ!?
我妻 善逸
我妻 善逸
当たり前じゃん!あなたちゃん、幻緑さんの話をするとき、何か「違和感」って思ってたでしょ?
あと、「幻緑さん知ってる?」って時も首を振ってたけど、嘘の音がしてた。
冴木 (なまえ)
冴木 あなた
えぇ……?
そんなの気にしてなかった。
むしろ、そんな事ならもっと早く教えてほしかったよぉ……。
我妻 善逸
我妻 善逸
で、何かあったの?
冴木 (なまえ)
冴木 あなた
え、何も無いけど……
我妻 善逸
我妻 善逸
あなたちゃぁぁぁぁぁん!
俺ってそんな頼りない?
急に耳元で叫ばれた……()
でも、善逸くんなら……話しても良いのかな……。

どっちにしろ、私が話すまで帰してくれなさそうだし……。
冴木 (なまえ)
冴木 あなた
頼りなくないよ。
めっちゃ頼りがいあるもん!
我妻 善逸
我妻 善逸
そ、そっか////
私は少し赤くなった善逸くんを横目で見ながら話始めた。