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第29話

惨拾壱の巻~那田蜘蛛山~
翌日、私はうるさいカラスの鳴き声で目が覚めた。
昨日、とても泣いたからか、目が腫れている。
冴木 (なまえ)
冴木 あなた
あーもうっ!カラスうるさい!
何があったの?
カラスは口にくわえていた手紙を私の手の上に置いた。

たぶん、この文字は御館様の字。

何かあったのかな………。


「 拝啓   幻緑殿

 幻緑。本日は、那田蜘蛛山に癸を向かわせる予定だ。
 ついていく必要は無いが、すぐに那田蜘蛛山に行けるように、今日の予定は空けておいてくれないか。また、準備もしておいてほしい。
 既に隊士を向かわせているが、全員、行方不明になっている。
 そこには、十二鬼月がいるそうだ。
 幻緑なら倒せると信じているよ。
 しのぶと義勇にも向かわせる予定だ。
 心して行くように。

                   敬具」
………なるほど………ねぇ。
じゃあ、もう善逸くんと炭治郎くん、伊之助くんは行ってるのかな?
胡蝶 しのぶ
胡蝶 しのぶ
あなた、失礼しますよ
冴木 (なまえ)
冴木 あなた
はいっ!
胡蝶 しのぶ
胡蝶 しのぶ
お手紙は読みましたか?
冴木 (なまえ)
冴木 あなた
はい。もう炭治郎くん達は向かっているのでしょうか?
胡蝶 しのぶ
胡蝶 しのぶ
まだですかね。
少し時間はかかるみたいです。
やっぱり………。

善逸くん………大丈夫かな………。
ケガとかしてないかな………。

不安で押し潰されそうになる。
胡蝶 しのぶ
胡蝶 しのぶ
ふふっ^^
あなた、善逸さんのことなら大丈夫ですよ。
冴木 (なまえ)
冴木 あなた
!?////
しのぶさんはからかったように、笑う。

実はこういうしのぶさんは好きなんだよね………←
栗花落 カナヲ
栗花落 カナヲ
あなた、おはよう………!
神埼アオイ
神埼アオイ
あなたさんっ、おはようございますっ!
後からカナヲとアオイも来てくれた。
私は必要最低限の物を鞄に詰めこむ。
栗花落 カナヲ
栗花落 カナヲ
すごい量の荷物………。
冴木 (なまえ)
冴木 あなた
へへっ。私、心配性だからさ………
神埼アオイ
神埼アオイ
でも、準備万全の方が良いじゃないですか。
冴木 (なまえ)
冴木 あなた
まあね!
カナヲとアオイも見送りに来てくれたのかな……。

縁起が悪いかもだけど、私もこの日が最後かもしれない……
冴木 (なまえ)
冴木 あなた
とりあえず、冨岡さんの所に行こうかな……。
神埼アオイ
神埼アオイ
どうしてです?
冴木 (なまえ)
冴木 あなた
那田蜘蛛山に近いんだよね。
栗花落 カナヲ
栗花落 カナヲ
……!そうなんだ……。
冴木 (なまえ)
冴木 あなた
カナヲ、大丈夫だよ。
きっと生きて帰って来るから……
私は鞄を手にとった。
そして、しのぶさんについていく。

実は不安で押し潰されそうだった。
癸の皆の事も……自分の事も……。

玄関が近づいてくる。

その歩みを進める度に胃がキリキリと鳴る。
玄関まで行くと、アオイがお弁当を持ってきてくれた。
神埼アオイ
神埼アオイ
頑張れ!
栗花落 カナヲ
栗花落 カナヲ
あなたならできるよ!
二人はニコッと微笑んでいた。

私も微笑みを返す。
冴木 (なまえ)
冴木 あなた
ありがとう……!
もう一度、ニコッと微笑み、私としのぶさんは二人に背を向けた。
栗花落 カナヲ
栗花落 カナヲ
行ってらっしゃい……!
冴木 (なまえ)
冴木 あなた
行ってきます!
明日には「ただいま」が言えてますように……。
~~
作者
作者
ただいま、新作を公開しました!
作品名は
「私は元上弦の壱と元柱の娘です」
作者
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ぜひ見てみてくださいね~!
鬼推しの方にもオススメかも……っ!?
作者
作者
では、今回はこの辺で~!