無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第88話

88
外は生憎の雨。






あたしは傘を持って、外に出た。
モブ3
モブ3
あなたさん!!どうしたんすか!?
貴方
貴方
ちょっと左馬刻さんを探してるんだけど…いつもと違う格好した左馬刻さん見なかった??
モブ3
モブ3
…知らないっすね…
でも、ここから先に暴れてる奴がいるって言ってたので…
貴方
貴方
まさか……
モブ3
モブ3
あなたさん!?
あたしはその先へ走って行った。
















左馬刻サイド
左馬刻
左馬刻
いってぇな……
俺は無我夢中で絡まれた奴を殴ったり、マイクで攻撃をした。
こんな知らない世界に誰もいなく、さらには知らない奴らの家にいた。






知らない女がいて俺の名前を呼ぶ。





誰なんだよあいつ…
ザーッ…
雨が降っている中、俺は座り込んでいた。
あの女の顔がよぎる。





あったことはないが、胸がドキドキする。
俺はどこに行きゃいいんだよ。





これからどうすればいいんだよ。





俺の知ってる奴らがいないなんて…
左馬刻
左馬刻
………俺はこのまま死ぬんじゃねえよな。
貴方
貴方
それはないと思いますよ。
座り込んでいる俺に傘を差し出した奴がいた。





それがあの女だった。
左馬刻
左馬刻
何しにきてんだよ。
貴方
貴方
左馬刻さんを探しにきました。
左馬刻
左馬刻
…気安く俺の名前呼ぶな。
貴方
貴方
……でもこの世界の左馬刻さんは名前で呼べって言ったんですよ。
左馬刻
左馬刻
…うるせぇな。
貴方
貴方
…家に帰りませんか?
左馬刻
左馬刻
俺には家なんざねえよ。
ここの世界にな…
貴方
貴方
いいえ。
あたしの家に帰るんです。
昔の左馬刻さんでも、ここの世界の左馬刻さんでも、
帰る場所は一緒なんですよ。
…こいつ、俺が怖くねえのか。






こんなに怪我して、殴り合ってたのに。
左馬刻
左馬刻
名前は?
貴方
貴方
え?
左馬刻
左馬刻
名前はなんでいうんだよ。
貴方
貴方
あなた。
巴坂あなたって言います。
左馬刻
左馬刻
…あなたか。
聞きたいことがある。
ここの世界の俺とあなたは…
どんな関係なんだよ。
貴方
貴方
…恋人ですよ。
左馬刻
左馬刻
…そうかよ。
貴方
貴方
…驚かないんですか?
左馬刻
左馬刻
…まあな。
だからか、俺がこんなに胸が高まっているのは。
女に興味なかったのにこいつだけなんかちげーんだよな…
俺は立ち上がった。
左馬刻
左馬刻
ここの世界の左馬刻は幸せか…?
貴方
貴方
はい、とても幸せですよ。
俺はあなたの傘を持った、
左馬刻
左馬刻
…ここの世界がどうなってるか教えてくれねえか?
あなたは、俺に今の世界のことを教えてくれる。



合歓のことも…






メンバーのことも。
貴方
貴方
でもきっとこのこと忘れるんだろうね…
元に戻ったら…
左馬刻
左馬刻
…あぁ。
貴方
貴方
家に戻り…
ギュッ





俺は傘を捨てあなたを抱きしめた。