第15話

🍷
4,151
2023/05/06 03:00




1週間ぐらいか経って












仕事はあの日から女子同僚に山ほど押し付けられてしまい













かなり寝不足で倒れそうだったけど、明日から三連休だからやっとバーに行ける。











カランカラン










フィリックス
フィリックス
いらっしゃいませ







出迎えてくれたのはピリちゃんだった。






(なまえ)
あなた
ピリちゃんっ!!、

フィリックス
フィリックス
久しぶりに会ったねぇ、あの後大丈夫だった?

(なまえ)
あなた
うんっ、迷惑かけてごめんっ、、

フィリックス
フィリックス
平気平気〜リノさんに感謝してよ〜笑

(なまえ)
あなた
うんっ、、!

フィリックス
フィリックス
いつもの予約席に座っててね、

(なまえ)
あなた
はーい









そう言っては、奥にあるカウンターの予約席に座ろうとしたんだけど








(なまえ)
あなた
ありゃ、… 空いてないっ、?





先に女性が座ってしまっていて、リノとはお取り込み中って感じ







…そ〜だよね、、まぁ、しょうがないか









行き場がなくて困ってたところ








ヒョンジン
ヒョンジン
お客様、どうなされました?








高身長でスラッとしていて、









新しく入った子なのかな…?







(なまえ)
あなた
あ、予約してた席が座られちゃってて、、別の席でも大丈夫なんで空いてたりしませんか…?

ヒョンジン
ヒョンジン
あっ、申し訳ないですっ!、、一旦あちらのカウンターでもよろしいですか?

(なまえ)
あなた
大丈夫ですっ








ここのバーって綺麗な顔の人しか採用しないみたい











カウンター席と、バルコニー、テーブル席があるけど、バーテンダーとお話出来るのはカウンター席がほとんどだから私にとって、カウンター席は命だった。












あれから、カクテルを頼んで目の前で作ってくれているけど










(なまえ)
あなた
あの…お名前はなんて言うんですか?

ヒョンジン
ヒョンジン
!ごめんなさい、言い忘れてた。。 ヒョンジンです







くしゃっと笑う顔が、ちょっと可愛い。






初めの感じとは違って、ちょっと天然??






(なまえ)
あなた
初めましてですね、、

ヒョンジン
ヒョンジン
ここに入ってまだ、1週間なんですっ

(なまえ)
あなた
えっ!、めっちゃ最近笑

ヒョンジン
ヒョンジン
そうなんですよ、、仕事内容なかなか覚えられなくて…

(なまえ)
あなた
大変だよね笑

ヒョンジン
ヒョンジン
僕もお名前聞いて良いですか?

(なまえ)
あなた
あ、あなたです〜

ヒョンジン
ヒョンジン
あなたさんっ!僕、1人で初めてカクテル作りました笑

(なまえ)
あなた
え〜!私が初?

ヒョンジン
ヒョンジン
そうです笑 また、作る機会があったら作らせてくださいね

(なまえ)
あなた
もちろん










少したったあとも、ヒョンジンくんとは会話が弾んで








同い年であること







バイトとしてバーで働いていること











ピリちゃんとリノ以外に初めてカウンターで話したけど、








波長が合う感じで、なかなか良かったなぁ







(なまえ)
あなた
へ〜っ!ヒョンジンくん、絵とか描くんだ

ヒョンジン
ヒョンジン
そうだよ〜、ん〜とね、、






そう言って、スマホを取り出そうとしていたとき








リノ
リノ
おい、






後ろからリノの声が聞こえて









革靴の音がカツカツと冷たく響いた。





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