第5話

第四話
391
2021/02/14 05:03
あなた
あなた
お、狼ゲーム…?
リツ
んだそれ?


すると突然、目の前にカードが配られた
ウルフ
さぁ、カードを一枚選べ
ウルフ
お前たちの命を左右する大切なカードだ
ユキナリ
命を左右する…?
ユキナリ
(なにをいってるんだ…?)


みんな困惑しながらもカードをひく

俺の引いたカードは真ん中に羊の絵が書かれていた
ウルフ
今お前たちに配ったカードは2種類ある
ウルフ
羊のカードと狼のカードだ
ウルフ
突然だが、狼のカードを引いた人は…
ウルフ
羊を1匹殺せ
タクヤ
殺せ…だと…?
あなた
あなた
ちょ、かわいいのに怖いこと言わないでよ…そのギャップなくていいから…
コウ
おいおい…いい加減にしろよ…
ウルフ
そして、狼が羊を殺した12時間後に狼裁判をひらく
ウルフ
そこではお前たちに誰が狼なのか推理してもらう
ウルフ
そして、誰か1人選んで処刑しろ
ウルフ
無事、狼を処刑することができれば羊の勝利
ウルフ
この建物から出るための脱出の扉が開く
ウルフ
つまり、狼になったものは生き残るためにバレないように羊を殺す
ウルフ
羊側は狼を見抜いて脱出の扉を開く
ウルフ
お前たちはお互いの命をかけて脱出を目指すんだ
ミホ
も、もし…狼が羊を殺さなかったらどうなるの…?
ウルフ
その場合は命令違反として無条件に処刑される
マキ
そ、そんな…
ウルフ
これで全ての説明が終了だ
そういうとメリーとウルフはいなくなってしまった
リツ
クソッ!誰がなんの目的でこんなことを…!
オサム
それはまだ不明ですが…
リンタロウ
狼を処刑したら、脱出の扉が開くっていってたね♪
リンタロウ
そこでなんだけど…
リンタロウ
今回の狼って誰?(*^^*)
みんな
突然の質問に全員が沈黙した
ミホ
まぁ、こうなって当然ね…
コウ
もう、騙し合いは開始しているということか…
チエ
サトル
ミサキ
こ、こんな暗い雰囲気じゃアカンて!!
ミサキ
とりあえず、みんなで現状を整理したほうがええんちゃう?
マキ
た、たしかに…状況が分からないことには何も分からないし…
ミホ
まぁ、それもそうですね。まずはこの部屋から出ましょうか
あなた
あなた
さ、賛成!


そう言って俺たちはこの部屋を出た
部屋を出るとさらに奇妙な部屋が続いていた
リツ
なんだここ…
サトル
なんとも不気味な部屋だな…
タケオ
ちょっとみんな…俺の話を聞いてくれないか?
タケオ
さっきも言ったが俺は警察だ。君たちの安全は俺が守るから安心してくれ
マキ
警察の人がいるなら安心だね…
ミホ
確かにそうね…
そのとき…



あなた
あなた
…ジッ

一瞬だが、あなたさんがタケオさんを睨んだ気がした
ユキナリ
…どうしたの?あなたさん
あなた
あなた
んえ?あぁ、いや、その…
タケオ
何かあるなら遠慮なく言え。情報は多い方がいい
あなた
あなた
…。
あなた
あなた
…タケオさん怒るからやだ…
リンタロウ
タケオさんもきっと怒んないから言ってみなよ♪
あなた
あなた
いや、その…金髪モヒカンでも警察なんだなって思って…
リツ
ブッッッwww
ミホ
な、なんていうの…まだ高校生だから素直ね…
リツ
あーっははwwあなた、お前最高だなwww
ユキナリ
(…あなたさんも高校生なのに髪染めてるから人のことあまり言えないような…)
タケオ
俺はれっきとした警察官だ!!!
あなた
あなた
だから言いたくなかったのに…


あなたさんのおかげで多少は雰囲気が明るくなったのもつかの間…
コウ
…まぁ、あんたが狼って可能性もあるんだけどな…


また、緊張した空気になった
タケオ
なんだと!!そんなわけないだろうが!
リツ
じゃあ、それを証明できんの?
タケオ
お前ら…いい加減に…
リンタロウ
まぁまぁ♪そんなに熱くなっちゃダメだよ♪
リンタロウ
喧嘩なんてしたら、ゲームの主催者の思うツボしゃないかなぁ♪
タケオ
チッ
コウ
ふん…
ミサキ
み、みんな仲良くしよう!みんなで力を合わせたら、きっと出れるよ!
リツ
そうゆうフラグ立てるやつって早めに死ぬよね〜
ミサキ
フ、フラグ!?と、とにかく!仲良くしようや!
タクヤ
仲良くするにも、狼は誰かを殺すかもしれないだろ?
マキ
まさか本気で殺そうとか思ってないでしょ!?
サトル
でも、狼も羊を殺さなければ処刑されるんだろ?
コウ
まぁ、あのふざけた人形の言うことが本当ならな…
チエ
じゃあ、やっぱり狼は…本当に誰かを殺そうとしてくる…かも…
みんな
なんとも言えない空気が漂い始める…
サトル
こうしてもどうにもならない。建物を探索でもしてみるか?
リンタロウ
そうだね♪探索楽しそう♪
タケオ
それなら、単独で動くのは危険だ。それぞれペアになって、探索エリアも分担しよう
ミサキ
まぁ、そっちの方がえぇなぁ…

俺は関西弁で喋るミサキさんと言う女の子と、
この中で最年少のあなたさんと言う女の子と3階を探索することになった
ミサキ
よろしくな!
あなた
あなた
よろしくね!
ユキナリ
う、うん…
コウ
じゃあ、早速探索を開始するか…
ミホ
うん。念のためだけどみんな注意してね
もう何が起きてもおかしくないからね


そのミホさんの言葉を最後に探索が始まった…

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