あなたside
やっぱり、何かあるんだ…。
そう思ってると、先生が険しい顔に。
どんどん不安が募ってくる。
少し和とかに相談すれば良かったのかな
とか思っちゃう。
でも、和に話したらまた迷惑かけちゃうから。
それから、少し歩くと
別棟のような特別室に案内された。
と、言って宮咲さんは出ていってしまったけど、
ほんとに寂しい場所。
思い出したくも無かったけど、前と同じ病室。
あぁ、ほんとに戻ってきちゃったんだなって
実感しちゃう。
いつもなら、眉をひそめた和が
「どーしたの?」って背中をさすってくれる。
メンバーのみんなが心配してくれる。
でも、今は、甘えちゃダメ。
自分で解決出来るところまでは。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。