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第1話

①美形×平凡
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2021/01/11 08:15
俺の名前は碧(アオ)。
どこにでもいる男子高校生だ。

そんな平凡な俺にも自慢できることが一つある…!



………ほら、あそこに人がたくさんいるでしょ。
そこの真ん中にいるのが海人(カイト)。

俺の恋人だ。

口数は少ないけど、少し歩くだけで女が寄ってくるあの綺麗な顔で、男子からも女子からも人気がある。


なんでそんな人気者が俺みたいな平凡の恋人なのか。

…まぁ俺が100回近く告白して折れてくれた。

多分海人は俺の事は好きでもなんでもないだろうけど。


俺は少し散歩をしただけで女がたくさん寄ってくる海人に毎回嫉妬しちゃう…。



でも明日の土曜日は海人と映画を見に行くんだ!

すっっごい楽しみ。海人もそうだといいなぁ。



じゃあ、海人をあの人だかりから連れ出すために俺は行ってくるよ…。





















碧「海人!!!」

海人「ごめん待った?」

碧「全然!!さ!いこ!」

なんて嘘、楽しみすぎて1時間前から待ってました…。






モブ女子「あの男の子かっこいい…」

モブ女子「それな??モデルかな…」

モブ女子「一緒に歩いてる男の子は……弟さんかな…?」


違うし!!恋びとだし!!
と言いたい所だが我慢する。

まぁそう見えちゃうよなぁ…。
こんな平凡な俺だし…。

いやいや!そんな事考えないで今日は楽しもう!


碧「映画楽しみだね!」

海人「…そーだな」


楽しみにしてたのは俺だけだったのかな…。

















碧「うぐッ…ふぇぇぇぇ…」

海人「この映画そんな感動するか…?」

碧「するよぉぉぉ…ふぇぇ…」

海人「ほらハンカチ、鼻水つけんなよ」

碧「ありがどぉぉぉ」


いつも海人に助けられてばかりで申し訳ない。



やっと涙おさまってきた。


碧「泣いたらお腹すいたしお昼食べよ!」

海人「そーだな」










お昼を食べてる時も、

モブ女子「あの人かっこいぃ…王子様みたい…」

俺も分かる。けど海斗は俺の恋人なの!!


しかも

モブ女子「あのぉ、良かったらこれからどこか行きませんかぁ?」

海人にベタベタ触ってくる女もいた。

まぁ俺が守ったんだけどね!
流石俺!学校で海人セコムって言われるだけある!







モブ男「あれ?海人じゃん」

海人「おお、奇遇だな」


いつも海人と一緒にいるモブ男くんだ。

モブ男「てか昨日のサッカーみた?」

海人「見た見た。あの○○選手やばかったよな」

モブ男「あのシュートやばかったよな」



俺ははぶかれて2人で楽しそうに話している。


俺といる時より全部楽しそう…。

2人が話してるのを見てると胸が苦しくなって空気のような俺はこっそり帰っていく。
















碧「やっぱ俺じゃダメなのかなぁ…」








?「碧…?」



碧「大翔(ヒロト)!?」

大翔「こんなとこで何してんだよ」



こいつは大翔。Theチャラ男って感じのやつ。
なぜかいつも付きまとってくる。
まぁ何かされたりしたことは無いから放っておいてる。




大翔「おいなんでこんな夜に1人で歩いてんの?」

碧「いやぁ?別に?散歩してただけ、じゃっ!」

あんまり関わりたくないからそのまま家に帰ろうとした。


グッ

碧「!?」

大翔「じゃあ暇だよな?俺ん家来ない?」

碧「はぁ?なんで」

大翔「いいじゃん別にw」

碧「ちょっと!」



そのまま引きずられる様に大翔の家に行った。


碧「うわぁでっか」

大翔「そーかー?」

ガチャ

大翔「さ、入っていーよ」

碧「いや、でも…」

大翔「何?嫌なの?」

碧「そういう訳では…」

大翔「じゃあいいよな!((ニコ」



大翔の笑顔の圧におされ、



碧「お、おじゃましま〜す…」

家に入ってしまった…。



家には誰もいなかった。

碧「お母さんは?」

大翔「あぁ、俺一人暮らしだから」

碧「そうなの!?」

大翔「そんな驚く事じゃねぇだろ、とりあえず、なんか飲む?」

碧「え、じゃあお茶下さい……」

大翔「なんで敬語になってんだよ」











ゴクッ

碧「はぁぁ…おいしい…」

大翔「ただのお茶だけどな」

碧「そういえば、なんでここまで連れてきたの?」

大翔「えー?暇だったし」

碧「そんな理由で!?」

大翔「おー」

碧「じゃ、じゃあ俺はもう帰るよ」

大翔「なんで?」

碧「いやぁ、親が心配するし…じゃあさような…ぅ"っ…!?」


足に力が入らない。
急に頭が回らなくなってきた。
心臓がバクバクいっているのがわかる。

大翔「思ったよりすぐ効くんだなぁ…。トコトコと着いてきちゃダメだよ碧くん」

碧「は……ぁ"…、何したの…」

大翔「ちょっとお茶に薬入れただけだよ」

碧「何する気……ぅ…ん…」

大翔「何ってさぁ、俺男は試したことないんだよねぇ…」


そんな事を言ってどんどん近ずいてくる。

碧「はぁ、ん……まさか…」

大翔「察しがいいねえ碧くん」




チュッ

碧「ん"ぅ!?ふっ…ん…や…ぁ"…ひぅ"…」

大翔「かーわい、お前ならいけるかも」


クチュクチュグチュ



碧「やらぁ…ふぇ…ぁ…ん"…ひ…」


気持ち悪い水音が頭に響く。

気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い。

海人じゃないとヤダ。

回らない頭でそんな事を考えていた。









📞プルルルルル…プルルルルル…




俺のスマホの着信音が鳴り響いた。














∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴

切りたかくそ下手…そして内容薄い…
喋り方いまいち分からなくておかしいごめんなさい…

誤字があったら教えて下さい!

美形×平凡大好きなんです(^q^)


嫉妬系も大好きです(^q^)


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