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『 んん… 、』
目が覚めた、前には晶哉くんが見えるけど…?
後ろから手が回って … ?
『 んわあっ、! 』
末「 ん、起きたん…? 」
『 起きたっていうか、これなに、』
末「 たまには許してや、」
って寝起き声で言うから仮にも先輩やし(
『 しゃーなし、』
末「 やった、」
って、腕に力が入る。
頭のつむじ辺りに誠也くんの寝息がかかって
なんかこしょばいけど、今日だけは許したる、
と、また睡魔が襲ってきて、瞼が閉じた。
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福「 なあ、なあ、」
末「 んん…、? なんや、」
福「 なんなんこれ、」
末「 だって、あなたが一緒に
寝てくれへんもん 」
福「 いや、俺もう起きるから離してください 」
末「 ん、しゃーないなあ、」
って事で、あなたが起きる前の
体勢になりました。
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草「 うぇ、どういうあれなん、これ 」
誠也くんとあなたが仲良く寝てるんやけど、
何があったん、あんだけ拒否られてんのに 笑
小「 リチャーぁ!? 」
草「 しーーっ!! 」
小「 え、? 」
草「 ええ感じに寝てるからっ、」
小「 え、ほんまや、なにこれ 笑
写真撮っとこ 笑 」
正「 晶哉がまた妬くなあ 笑 」
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。