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晶哉's side
あなたはほんとに料理が上手 、
だから料理担当はあなたと俺。
なんで、俺もいるかって?そりゃ、
あなたが、
『 晶哉くんと一緒ならやる、』
って、言うたから 。
ま、ここに居るだけなんやけどね、
『 晶哉くん、味見して 』
おたまもったまま振り返るから、
それを味見して、
佐「 ん、美味い 」
って言うのも、俺の仕事。
『 よーし、出来た、』
だいたい180ある俺と、155くらいしかない
あなたは結構な身長差で。
前後でも重ならないから、
撮影の立ち位置もよく前後になることがある 。
その小さい感じがまた可愛くて。
『 どうしたん、ぼーっとして 』
佐「 ん?あなた可愛いなあって、」
『 なにそれ、/ 』
佐「 顔赤なってんで、笑 」
と、料理の乗った皿を持って食卓に運ぶ。
自分でもビックリするくらい
大好きやねんなあ、
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!