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晶哉's side
佐「 ただいまあ 」
『 おかえりっ 』
ドアを開けた瞬間に飛び込んでくる。
ちっちゃいの。ぱっと顔を上げれば、
佐「 おゎっ、お出迎えありがとう笑 」
『 待ってたの、』
佐「 そっかそっか、中入るで 」
『 んー、』
くっついてるあなたを後ろに転ばないように
気をつけながらリビングまで行く。
佐「 ただいまあ、」
正「 おかえり、玄関で待ち受けられてた??笑 」
佐「 待ち受けられてた、笑 」
正「 晶哉の前だと子犬ちゃんになるもんなあ 」
佐「 子犬ちゃん、笑 」
『 今日のロケ行ったとこね、メロンパンが
めちゃめちゃ美味しかってん 』
正「 よかったやん、あなた メロンパン大好きやもんな、」
『 そお、だからね、今度皆で行きたいなあって 』
末「 行こうや、俺も食べたい!! 」
『 やったあ、』
抱きついたまま嬉しそうな顔されると
可愛すぎて爆発しそうになる。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!