第8話

勘違いしていいですか?
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2019/01/02 13:21
シルクside
今日の日程がすべて終わった。
先『さようなら』
皆『さようなら!』
菜『あなた!一緒に帰ろ!』
「うん!」
シ『俺もいいか?///』
少し照れながら頑張って言った。
菜『え?マサイたちと帰るんじゃ───』
マ『今日、俺塾あるしあいつらのクラス終わんの遅いし。な?』
菜『ああ!そういえば私も用事あったんだ!ごめん!2人で帰って~。』
「バイバーィ!」
マサイ、菜々美サンキュ。
明日、お礼言わないとな。
シ『じゃ、帰るか。』
「うん!」
シ『どうだった?このクラス。』
「めっちゃいい!高校で友達できたの初めてだから…あっ。」
今、“高校で友達できたの初めてだから”って言った?
嘘だろ。こんな可愛い子が。
「あ、私ね前の学校でいじめられてたの。」
え?なんで?どこにいじめる要素あんの?
可愛くて、優しくて、ド天然。
愛されキャラじゃん。なんで?
シ『なんで、いじめられたの…?』
「…。」
シ『あ!無理にとは言わない!聞いてごめん!』
「ううん。シルクには話したい。」
俺には?どうゆう意味だよ…///勘違いすんじゃん///
「私、入学してすぐに他のクラスの男の子に告白されて。」
やっぱ、そうだよな。この可愛さだし。
「でも、私振っちゃったんだ。」
なんかほっとした。俺、本気であなたのこと好きなんだ。
「まだその人のこともよく知らなかったから。そしたら、その男の子がこのこと皆に広めて、私が悪者みたいになっちゃったんだ…。」
シ『辛かったな。でももう大丈夫だから。』
「そうゆう風に言ってもらえて嬉しい。ありがとう。」
シ『///学校に助けてくれる人はいなかったの?』
「うん。みんな私を嫌ってたから。でも、もういいんだ。シルク達と出会えたから。」
シ『え?』
「あ!私ここだ!バイバイ!」
シ『じゃあな…』
俺、勘違いしていいですか?

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