第52話

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2021/12/26 15:55
『d.i.aとNANIWAの代表で伺いました。
橘と申します。』


「お待ちしておりました。」
いつもの様に行き方と場所を伝えられて、
その場前行くと既に事務所の方は居らして
挨拶を済ませて早速駿佑のモデルについて話した。
「d.i.aさんとNANIWAさんなら事務所としては
是非とも引き受けたいんですが、
我々はあくまでも本人ファーストですので、
道枝、本人に聞かなくてはなりません。」


『ですよね。』


「もし良ければ、今、事務所に居るかもしれないので、
道枝 本人を此処に呼び出してもよろしいでしょうか?」


『はい。よろしくお願いします。』
今日の駿佑の反応を見ていると、
嬉しい限りでいっぱいだ。


10分ほどしたら会議室の扉が開き
駿佑が入って来る。


一応、私は椅子から立ち上がり、
駿佑に頭を下げた。


一方の駿佑は私の顔を見て驚いた顔をして、
それからは頬を少し緩めながらも
事務所のお偉いさんを前にしているから緊張している。
「道枝、今回お前にモデルの仕事が来ている。
詳しい事はこの資料に書いてあるんだがどうする?」


駿「やります!」


「おい、お前資料見てないじゃないか!」


駿「はい!でも、d.i.aさんにNANIWAさんは
俺がこれから売れるチャンスかもしれないです!
こんなチャンス逃す訳には行きません!
そんなの、資料を見なくても1発OKです!」



「そうか。では、本人もこう言っておりますので、
是非ともうちの道枝をよろしくお願いします!」


『こちらこそお受け下さりありがとうございます!』


「他にはよろしいでしょうか?」


『はい!本日は本企画を、
お受けになられるかを持ってきただけですので。』


「それでは、私はこれで失礼します。」


『ありがとうございました!』
お偉いさんがかえって行くと、
駿佑が直ぐにくっ付いてきた。

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