第44話

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2022/08/20 07:47

過去を捨てるかのような言い方をされると
自分に重しがのる





渡「まぁ簡単に振られたけどなっ」





渡辺くんは意地悪だ。





何回も同じことを言って私の反応を見て
からかっている





『あの頃は、恋愛とかも…全然興味なくて、』





私の目から離してくれない





渡辺くんの目は変に吸い込まれていく目だ





渡「ふっかに会うの?」





『え』





後ろをちらっと見てから、彼はボヤいた





渡「今だったら奪えるかなって。」





こちらに目を移すから、変にドキッと音を立てた





『ちょっ…なんか怖いよ』





渡「割と俺本気だぞ?」





ブランコから腰を離すと、ズカズカ歩み寄ってくる





今はこれが本気か本気じゃないかなんて
明確には分からない





でも理由なんてなかったけど
ここで後退りしたら、ダメな気がした






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お話も終盤に差し掛かってきましたので、
楽しみに待っていていただけると幸いです.

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