過去を捨てるかのような言い方をされると
自分に重しがのる
渡「まぁ簡単に振られたけどなっ」
渡辺くんは意地悪だ。
何回も同じことを言って私の反応を見て
からかっている
『あの頃は、恋愛とかも…全然興味なくて、』
私の目から離してくれない
渡辺くんの目は変に吸い込まれていく目だ
渡「ふっかに会うの?」
『え』
後ろをちらっと見てから、彼はボヤいた
渡「今だったら奪えるかなって。」
こちらに目を移すから、変にドキッと音を立てた
『ちょっ…なんか怖いよ』
渡「割と俺本気だぞ?」
ブランコから腰を離すと、ズカズカ歩み寄ってくる
今はこれが本気か本気じゃないかなんて
明確には分からない
でも理由なんてなかったけど
ここで後退りしたら、ダメな気がした
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フォロワー様100名ありがとうございます!!
お話も終盤に差し掛かってきましたので、
楽しみに待っていていただけると幸いです.
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。