第27話
episode11
あの夜から数ヵ月経った日。
私は警察署で取り調べをして、脅されて敵にいた。と判断された。
父親は数年前に逮捕されていたそうだ。
釈放されることはないらしい。
面会をしたかったのだが断られた。
そしてなんと、オールマイトの推薦で雄英高校のヒーロー科に入った。
クラスはA組だ。
それから数日経った日。
手紙が届いた。
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*
お久しぶりですあなたちゃん
僕は今牢屋の中です。
でも何故だか寂しくありません。
君のことを考えると温かくてポカポカします。
あとね、僕はそろそろ牢屋の外に出れます。
その時に会ってもらえませんか?
きっと貴女は爆豪と付き合ってるんでしょう。
僕は諦めようとしてます。
だから、次に会うので最後です。
ではまた今度お会いしましょう。
××××より
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*
すぐにマスタード君だとわかった。
爆豪君とは付き合ってないよマスタード君!!
ふふっ、良かった。
また会える。
その日が来た
『マスタード君!!』
マ「あなたちゃん、ありがとう来てくれて」
『ガスマスク外してる方がやっぱり良いね』
マ「そうかな、あなたちゃん。僕高校生活始めるんだ」
『本当に!?良かった!!』
マ「新しい恋を見つけてくるよ」
『ふふっ頑張ってね!』
マ「あなたちゃんも勇気だして頑張って」
『うん!ありがとう。じゃあね、××君』
マ「うん!じゃああなたちゃん!......ありがとう」
その日の帰り、私は爆豪君の家に寄った。
『爆豪君、ちょっといいかな』
爆「ん。」
外に出て呼吸を整える。
よしっ
爆「あなた好きだ。付き合え」
『えっ!!心の準備してたのに!』
爆「お前が遅いのが悪い」
『むぅ....はぁ、爆豪君。よろしくね!!』
爆「絶対幸せにする。」
『大好きだよ爆豪君!!』
爆「勝己」
『?』
爆「名前で呼べ」
『......か、勝己、君』
爆「はぁ......しかたねぇな。待ってやるよ」
『ありがとう勝己君』
爆「今度こそ、ちゃんとした恋を、な。」
『うん!』
今日は綺麗な夕日が上がっている。
目を閉じれば、ほら。
唇に優しい感覚が来る。
神様ありがとう。最高の人生です。
神様ありがとう。幸せにしてくれて。
勝己君ありがとう。大好きです。
いじめられっ子と爆豪君──fin
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