第8話

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2019/08/05 14:01
あなた

おまたせー

そう言ってリビングに出るともうすでに着替えた慶ちゃんがいた。

黒スキニーに白Tシャツ、ロングのダンガリーシャツを羽織っている。

さすがアメリカン小山。
小山慶一郎
小山慶一郎
あなたかわいい!
ストレートすぎる言葉に顔が熱くなる。
あなた

え、あ、ありがと

小山慶一郎
小山慶一郎
照れてんの?
そして、余裕そうな顔。

腹立つ!やっぱり私ばっか振り回されてる!







電車で一駅。
近くのショッピングモールにやってきた。
小山慶一郎
小山慶一郎
結構人多いね
あなた

ゴールデンウィークだもんね〜



そう言うと手を差し出された。
あなた

ん?

小山慶一郎
小山慶一郎
あなた

て、、、?

小山慶一郎
小山慶一郎
はぁ、、鈍感


慶ちゃんは呆れたように私の右手を取った。


ん?んんんんん?ん!?

手、手を、、、!手を繋いでますけども!?


あ、あれか、外国では普通のスキンシップなのか、そっか、そうだよね。うん。
舞い上がるな。自分!
しっかしりろよ!
小山慶一郎
小山慶一郎
どうかした?
あなた

え?あー、うんん!

小山慶一郎
小山慶一郎
そっか!
あ、あのお店おしゃれ!いこ!


大人っぽいのか、
子供っぽいのか、

もうこうなったら全然わかんないや。




とりあえず、あの頃と変わらず私は慶ちゃんのことを好きらしい。

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