バイト先到着
お店に入る
「、あ、こっちこっち!」
「大丈夫ですよ!」
「じゃあ着替えて、接客お願いしますね!」
「うん、見たところ、結構女装可愛い感じするし」
「それもあるけど、普通に接客できるメイドちゃん少ないんだよね〜」
「さっ、着替えちゃって!まだ着替えてる子もいるよ!」
「頑張れ遅刻ちゃん!」
更衣室
??「ん?」
??「ここ、後で名前貼っとくように言っとく」
メイド「すずくん?、着替えるの遅くない?ずっと待ってるんだけど!」
涼「あ、僕のこと、涼って言うの」
涼「…みんな、こんなのんびりしてたら遅れるぞー、早めに出ろよー」
「はーい」
(みんなが出ていく)
更衣室を出て…
「あ、着替えた〜?」
「やっぱり可愛いじゃん!」
「なんでそんな暗いの?w」
「そっか、でも前メイドやってたことあるんでしょ?しかも女装!」
「じゃあ大丈夫だね」
「うーん、でもこのままだとあれだし、少し休憩していきな?」
「大丈夫、ほかのメイドさんもよくあるから」
休憩室
「すごい緊張してるね?」
「大丈夫、そんなに変なお客さんいないから」
「熱あるなら、休んでもいいよ?」
「ほんと〜?」
「そっか〜、まあ、そうだよね…」
「うーん、だいたい、腐女子、かな?w」
「チェキがあるんだけど、メイドさんを2人指名して、抱き合わせたり、壁ドンしたりしてるのを撮ることができるの」
「んー、まぁ、大丈夫w」
「ここで一番人気の女装男子がいるんだけどさ」
「それが、「涼」って言うんだけどね」
「ほんと?いい顔してたでしょ?」
「wwでも、らっだぁ君も、その女装なら、全然トップ塗り替えられそうだけど?」
「だって、前もやってたんでしょ?接客慣れてるんじゃない?」
「じゃあ、大丈夫だねw」
「でも、本当にトップなれると思うよ?」
「メイクも可愛いし、顔に合ったウィッグ、色合いのあってるメイド服、完璧じゃん!」
「ww暗いね〜、そうだ!ちょっと涼の接客みる?」
涼「推してくれるんですか!ありがとうございます🧡」
涼「じゃあ特別に、内緒で裏メニュー頼んじゃいます?🧡」
「実際あれは、特別ってんじゃなくて、推しにされたらあげるものなの、」
スタスタスタスタ…
涼「裏メニュー追加で」
「おっけー」
「裏ではみんなあんな感じよ」
「でも、なりきってる子もいるけどねw」
「じゃあ、3時になったら入ってって、前やってたなら分かるね?」
「うん、心配だったら引き返してきな!」
2時58分
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。