第236話

タッキー社長
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2019/01/17 10:25
タッキー社長、ジャニーズJr.3組単独公演プロデュース「デビュー組に負けないライブに」


昨年末でタレント業を引退した滝沢秀明氏(36)が、15日付でジャニーズ事務所の関連会社「ジャニーズアイランド」の代表取締役社長に就任したことが16日、分かった。滝沢氏はこの日、スポーツ報知などの取材に応じ、社長就任第1弾として「SixTONES(ストーンズ)」ら3組のジャニーズJr.ユニット単独公演のプロデュースを手掛けると発表。今後に向けては「海外にも通じるタレント作りをしたい」と力を込めた。

スーツにネクタイ姿の滝沢氏は、刷り上がったばかりの自身の名刺を手に、新たなプロジェクトを明かした。

3月に行うJr.の「SixTONES」「Snow Man」「Travis Japan」の単独公演のプロデュースだ。「デビュー組に負けないような単独ライブにします。(3グループには)Jr.としての枠を飛び越えて、一つの“ブランド”を確立してほしい」。現役時代とは違い、「社長」の顔で期待を寄せた。

自身のJr.時代はリーダーとして東京ドーム公演を成功させるなど、「Jr.=研修生」という概念を変え、一時代を築いた。新会社では300人にも及ぶJr.を率いるトップとなる。

「僕らが見てきた、いい景色を彼らに見せたいそのためにも、春の公演が大事」。デビュー組と同様に、それぞれ自立した活動を展開できる場を創出していく考えで、今後、東京・原宿のジャニーズショップとは別にJr.だけのショップを設立する構想も明かした。

昨年5月には、ジャニーズ事務所として4年ぶりにKing&PrinceがCDデビューしたが、今後のデビュー計画についても言及した。「配信デビューも一つの形だと思う。

『CDデビュー』という夢がある彼ら(Jr.)の気持ちも分かる。

かなえてあげたいし、デビューの形は、僕たちが作っていかないと。そこは考えていきたい」。昨年、「Six―」の新曲のビデオをプロデュースしてYouTubeで公開するなど、すでに新たな試みにも取り組んできた。「CDデビュー」という“格”は保ちながら、時代の流れを取り入れながら、滝沢流の「デビュー」をつくり出していくつもりだ。

引退後は公に姿を見せないだけでなく、自身の写真も一切公開せず、ジャニー喜多川社長(87)のスタイルを踏襲して裏方に徹する。2月には本格的な演出家デビュー作「滝沢歌舞伎ZERO」(2月3~25日=京都・南座、4月10日~5月19日=東京・新橋演舞場)も控える。滝沢新社長は「2019年にやれるだけのことはすべてやりたい。楽しみにしていてください」と意欲をみなぎらせた。

◆株式会社ジャニーズアイランド 12グループを含めた約300人のJr.のコンサートや舞台のプロデュース、新人の発掘に特化した会社で、15日に設立。

ジャニー喜多川氏が会長を務める。

Jr.メンバーの所属は事務所本体だが、新会社はJr.のマネジメントも手掛ける。

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