まず、僕が生まれてすぐの話からなんだけど。
その時はもう親は離婚してた。
理由は、母親がマザコンすぎて
父親が嫌がったらしい。
裁判沙汰になりかけたりして
親権は父親になった。
でも、父親は私たちに『仕事が』とか言ってろくに干渉せず、
私たちはじいちゃんばあちゃんと
従姉妹家族に手を借りてたの。
けど、私が小3の時。
父親は腰を痛めてその時やってた運送業をやめた。
だけど、そのことについて父親は
『お前らが降りてほしいって言ったんだろうが』
って言った。
それはあの人が何か小さい理由で怒った時
無理矢理に私らに言わせたのに
それを2人の考えだって言い張ってるの。
それから1年くらいニートでなにもやらなかった。
家の家事はまだ私のばあちゃんがいる時だったから大丈夫だったけれど。
その後今の会社に決まった父親は、
その途端にばあちゃんを追い出した。
私はものすごく嫌だったから泣いてやめてって言ったのにその日1回父親は家出した(笑)
その後も父親に色々言われながら
学校でも、部活でも
ストレスを溜めながら
過ごしてた。
けど、去年高2になってから
ある動画を見つけたの。
あの、ノンラビの都市伝説の方。
私は元から都市伝説系とか、霊的な話とか
色々好きだったから気になって見てみたら
すぐにはまっちゃった。
それを学校で朱実ちゃんに言ったら
朱実ちゃんも好きだっていうじゃん?
その後に、香織と出会って
曲聴いたら?って言ってくれたよね。
それで聴いたら完全に
ファンになりました、ってやつだね。
時計を見ると、5時40分を指していた。
私の話は、まだあるにはある。
…けれど、それをいったところで みんなを困らせたりするから
言わないでおこう。
ピーンポーン。
え、もうきたの?
ぴっ
モニターには、変装をした
前に田口さん 左後ろには矢野さん、
そして右後ろには大我さんがいた。
・・・動画と同じ並びだ
通話をオフにした。
2人に背中をされながら玄関に行き、
ドアを開けた。
女の子に持たせるのは悪い、って言ってもらえたけど
お客さまなので、と私が言ったら3人とも軽いのだけ持たせてくれた。
最初に貸す部屋を案内して荷物を置いてもらい、
リビングのソファーに座ってもらった。
あまり良いコップがなかったから、ちょっと時間かかっちゃった。
立派な菓子折り貰っちゃった…
これ、結構高いやつじゃん…
何か三人それぞれ持ってきてくれたみたいで
矢野さんのは香織に、
大我さんのは朱実ちゃんに急遽
渡してもらった。
ピロン。
そんなの言われなくても分かってる。
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いつも読んでいただき、ありがとうございます!
実はこれを書いている時に
30人ほど読んでいただいた方がいらっしゃることを知りまして…。
僕自身の趣味で書いている話なのでこんなに読んでいただいてもらえているとは…
とても驚いています!
というか、めちゃくちゃ嬉しい…
なのでもっと読んでいただけるように
早めに書くようにしますね!
(バイトや学校があるので時間がなくて…
でも頑張ります!)
とはいえ、この先の物語
ジャンルを見て分かるように
ちょっとヤバい部分も出てきますが
大丈夫な方でしたら
続きをお楽しみに!
それでは、次回で!
(えっと、僕のもう一つの小説も…読んで欲しいなぁ〜笑
そっちも頑張りますので…)
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!