第2話

誰かと比べられる度、臆病にかかっている。
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2021/04/04 07:25
父親
父親
おい、あなた。

家事くらい手伝ったらどうなんだ。

手伝いもしないから、彼氏の1人くらいも

出来ないんだ
(なまえ)
あなた
………。
僕は、家事くらいできる。

でも、やった途端に

『やり方が違う』

『汚い』。

散々言われ続けた。

もう、反論もしない。



早く、この家から出たいな。
姉
あなた

良いから部屋行きな
父親に聞こえないくらいの声で僕に言った。

僕は姉の言う通り、自分の部屋に戻った。


僕はベットに寝転んで、スマホをつけた。


いつも通りSafariからGoogleを開いて、
YouTubeに。

僕はスマホも自由に使えない。

アプリを入れるときでさえ、父親の指紋がいる。


でも、あの人はあまりスマホの事をわからずに使ってるから

Safariで色々しているのには気づかない。


姉には速攻気付かれたけど、何も言わなかった。


YouTubeにはサインインしてあるから

登録チャンネルから、僕の好きな

『Non Stop Rabbit』 を選んで

『PLOW NOW』。


この動画の1番初めに

多分ドラムのたいたいが(大我さんのあだ名)

軽いノンラビの自己紹介をしてる。

ノンラビ 大我
ノンラビ 大我
『あるところに、ウサギとカメがいました。

あの日、敗れた兎はこう思いました。

"俺たちはもう止まらない"

"止まらない兎"

【Non Stop Rabbit】

始めます
この後に、晴くんの高めのボイスで始まるんだよなぁ〜!




この曲も勿論好きだけど…


んー、決められん、全部好き!!




いつも、姉ちゃんには申し訳ないけど

こうしてノンラビで現実逃避してる。




父親はすぐに僕を誰かと比べる。

僕はそれもかなり怖い。


『〇〇のようにしっかりしろ』


『姉のように出来ないのか。

 お前みたいなの、作らなきゃよかったな』


いつも言われる。




自分が嫌いになりそうで、

最近、この人とも比べられるのかと

すれ違ったりする人を見ていると、

学校でよく言われていた

嫌なあだ名とか、嫌な言葉を言われそうで

怖くなって、周りの視線も気になり出した。




まさに、『U Norder』の歌詞

そのまま。






他にもゲーム実況とか見るけれど、

ノンラビの歌は

僕の考え方を変えてくれた。




いつも動画でおちゃらけてたりするけれど、


その中にも 良い事を言ってたりする。





動画でいつも天然発言する晴くんや、たいたいも


歌になると、途端にカッコよくなる。



リーダーの達也くんも、

いつも2人のツッコミ役になってたりするけど


さすが 俳優やってたから

切り替えがすごい。


それにノンラビの曲は大体達也くんが作詞作曲して

たまに晴くんが作詞に参加する。




それを聞いてるだけだと、たいたいは?

ってなるけれど、


たいたいは動画の編集をしてたり、



『Non Stop Rabbit』ってめっちゃ良い名前をつけたのも

たいたい。



みんな前にやってたことはバラバラだったけど、


今はノンラビで頑張ってる。



この前、達也くんのTwitterを見てたら、

『得意なことが、何もない人へ』

って言う動画あげてるの知って見てみたら、



めちゃくちゃ響いた。






ノンラビは、僕の思ってる事を全部

まとめて『大丈夫だよ』って


言ってくれてる気がする。


だから、僕はノンラビが大好き。


一生推しでいる。

まじで、『推しが尊いわ』

姉
こんこん

あなた、起きてる?

何か、お父さんが話があるって。

多分、怒らないから大丈夫
(なまえ)
あなた
分かった。今から行く
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
姉
え…、それほんと?
父親は、僕たちが1階に着いた途端に

父親
父親
出張になった。

その間、どっかのバンドが近くでライブ公演をするから

家に泊まらせてくれたら金を払うって言ったから

泊まらせることになった。
と、驚き発言をした。

……やっぱり、金に目が眩んだな…
父親
父親
あぁ。

期間は1ヶ月。

その間、YouTubeにあげる動画も撮るらしいから

その分支払ってくれる金額も高くなるらしい。
‥‥金をもらえるからちょっとテンション高いな。
姉
で、どんな人たちなの?
父親
父親
そこに雑誌置いておいた。

俺はよく知らん。

恥ずかしい言動は絶対するなよ。
……んなのわかってる。


あんたが1番やりかねんでしょ。



2人でリビングにある食卓に向かうと、

そこに雑誌が置いてあった。
(なまえ)
あなた
!!!
ノンラビじゃん!
姉
あぁ、いつも言ってる奴?
(なまえ)
あなた
うん。どんなつてでこの話になったんだろ?
姉
お父さん。

何でそんな話になったの?
父親
父親
会社の社長が知り合いらしい。

明日の夕方から来るから

しっかり掃除しておけ。
そう言って、自分の部屋にこもった。


……お前が呼んだんならお前が掃除すりゃ良いでしょうが。
姉
あ、もうバイトの時間じゃない?

送ってくよ
(なまえ)
あなた
ん、分かった
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


ここで一旦閉めます!


うわぁ、ほとんどノンラビ紹介だ〜〜😅


それ程ノンラビが好きな神城未都です!




1番推しはこれを呼んでくれた人なら分かるかも…

たいたいです…。


でも今は全員好きですよ!!


この続きも作者は小説を行き当たりばったりで書いていくスタイル人間なので

めちゃくちゃ気になるところです!

(まだ、友達とか達也くんと晴人くんも出せてないし…)


そして、この主人公のように僕はバイトに行かなきゃなので

閉めさせていただきました、ごめんなさい!


それではバイトに行ってきます!


次回お楽しみに!

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