晴人side
3日後。
夜10時に帰ってきたあなたちゃん。
最近になって名前呼びと、敬語を抜いてくれたあなたちゃん。
ちょっと嬉しい。
ピロン
あなたちゃんのか。
…?
なんか、表情が暗いというか怖いというか。
…こういう時は、お父さんからのRINEだ。
あなたちゃん、こういう関係のものも
話してくれるようになったから
ちょっと安心する。
無言でスマホを渡してくれる。
は?
給料が少ない?
生活費?
そんな事、まだ聞いてなかった。
あなたちゃんは軽い足取りで部屋を出て行った。
………でも、その歩き方に妙に気になった。
やっぱりあなたちゃん、まだ何かあるな。
僕らの持ち歌の中にこんな歌詞がある。
『あなたはアナタのその生き方は
満足できてる?』
…そんなの、そんなの。
あなたちゃんは満足できてないに決まってる。
この曲の歌詞は達也くんが書いてくれたくれた曲だからあまり言えないけど、
あなたちゃんには絶対に苦しい歌詞だ。
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あなたside
翌日の土曜日。
今日はノンラビのみんなの動画撮影。
3人がきてから翌日にはもう動画撮影をしてて、スタッフさんたちとも仲良くなった。
今日は珍しくゲーム実況をするみたいで
私も呼ばれた。
けれど、今日はゲストとしてだから
最初はカメラに映らないところで見守る。
いつもは達也くんがカメラを回すけれど、
今日は私がいるからお願いしてくれた。
多分ここで恒例の
面白い言葉がはいるんでしょ笑
わ。
呼ばれた。
ずっと見てた番組だから
嬉しいけどめっちゃ緊張する…
実は香織の元彼が同じ学校の同じ学年の2組にいて
そこからのつてってことで設定した。
(本当のことだけど)
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
朝9時ごろから始めたゲームは、
お姉ちゃんが作ってくれるご飯のとき交代制で
抜けて他はほとんどみんなで見守ってたから
余裕で夜になった。
でも、さすがゲームをやってるだけあって
1日で終わる勢いだった。
スタッフロールが終わった後、
主人公のボイスが入ってきた。
私も一緒にお辞儀をして動画撮影終了。
やっっと終わった……
達也くんが立ち上がってカメラを止めた。
そうですね!
と、つぶやいた時右腕と背中に痛みが走った。
私は3人に気付かれないように普通にしていたけれど、
…晴人くんだけ、私を見ていた。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
うわうわ。
4000字近く行ってるー!💦
長すぎてごめんなさい……🙏
なんか毎回言ってるような気がしますが…
更新も遅くてすみません……
頑張って書いていきます。
えっと、お知らせです。
このお話、後数話で終わるかも………
エンディングまで軽く考えてはいるので
そろそろかと。
このお話が終わったら
また新しいの…いや、去年描き終わった小説を載せようかと。
それまでこのお話を宜しければ最後まで
お付き合いいただければと!
あー!はいそうです!
まだあなたちゃんのお話は最後までみっちりとありますので悪しからず。
それでは、また次回もよろしくお願いします!!
以上神城でした笑
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。