第63話

59話 我慢
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2021/01/09 04:06
私、銃兎さん、理鶯さんは寂雷先生に呼ばれて寂雷先生の診察室?的なところに着いた。

──in診察室
寂「…入間くんと毒島くんも左馬刻くんに何があったのか知ってそうだね」
銃「あぁ。」
寂「君達に聞きたい事がある。」
理「なんだ?」
寂「左馬刻くんを襲いそうな人に心当たりはないかい?」
銃「ある。けどそれは治療する上で関係あるんでしょうか?」
寂「ないです。しかし左馬刻くんを助ける上では関係あります。」
銃「はぁ、あなたは私が何を言っても無駄そうですね。じゃあ、、話すぞ」
「すみません。私から話してもいいですか?」
銃「そう言うと思いましたよ。どうぞ」
「はい、実はかくかくしかじか…」
寂「そうですか… あなたさん貴方も注意しておいてください。もし何か困った事があったら私達にも相談してください。」
「はい。ありがとうございます」

理「神宮寺と言ったな?左馬刻は今どうなんだ?」
寂「はい。その事なんですが…」

そして分かったことは
左馬刻さんは今は眠っていていつ起きるか分からない状態だと言うこと。
左馬刻さんは心臓には幸いにも刺さってなかったけど約5箇所腕や足に傷を負った。
けどその傷は全部浅いって言ってた。良かった…

そして寂雷先生に左馬刻さんの所に連れてって貰った。

──in左馬刻の病室
「…ッ…さま、とき、さん?」
左「…」
あ、ヤバい。泣きそう。ダメ。
理「あなた、辛い時には泣け。その方が楽になる。」
寂「そうですよ。我慢は体に悪いです。」
銃「あなた…」

皆優しいなぁ…
そんなん言われたら…泣いちゃうよ…
「…左馬刻さん…グスッ…起きてよグスッ…私ね、、左馬刻さんが…いないとねグスッ、、何にも、出来ないのグスッ …だからグスッおきてよ…」

3人は気を使って出ていってくれたみたい。
本当に感謝だな。。
銃兎さんだって理鶯さんだって左馬刻さんに思うことはあるだろうに…
それに寂雷先生だって…

「グスッ左馬刻さぁん…グスッなんで、寝てるのよグスッ、、」
「グスッいつもみたいに、、オラオラしててよグスッ…私、、つまんないよグスッ」
左「…」

左馬刻さんに話しかけてもいつもみたいに返事をしてくれない。
それがまた悲しくなるし不安になる。
兄に対しての怒りも募る。
左馬刻さん大好きだから…


「グスッ私、ね…左馬刻さんの、こと、1番好きなのグスッ 死んじゃヤダァ、、グスッ」



























ギュッ
?「…誰が死ぬんだバーカ」
「へ?」

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