取り敢えず左馬刻さんの家には着いてご飯もお風呂も入りおわったんですけど…
合歓ちゃんを助けるには私が中央区に行かなきゃならない。
どうしよう…
ソファに座ってずっと考えてたらお風呂から上がった左馬刻さんがやってきました…
左「その様子だと、中央区の奴らになんか言われたんだろ?」
そう言いながら私の横に座ってきた
「うーん、そうなんですけど…」
この事言っていいのかな?
左馬刻さんに変な心配かけるんじゃない?
左「まぁ別に無理に聞こうとはしねぇよ。ただあんまり1人で抱え込んだら辛いだろ?」
「…」
左馬刻さんになら、、
言ってみよう…
「あの、実は…」
合歓ちゃんを助けるには私が中央区に行かなきゃならないという事を話した。
左「…お前、何があっても絶対に中央区になんか行くなよ」
「えっ?何で…私が中央区に行ったら合歓ちゃん助かるんですよ?それだったら私がi」
左「俺はお前が中央区へ行ったら生きていける気がしねぇ。勿論合歓は助けたい。だから今MAD TRIGGER CREWとして頑張ってんだ。だからもう二度と中央区へ行くなんて言うな…」
今の左馬刻さんは普段と比べてすごく弱々しい。それぐらい大切に思ってくれてるのかな…?そうだったらいいな…
私も左馬刻さんの事大好きだからさ!
「分かりました!私、左馬刻さんから離れません(*^^*)」
左「俺も離さねぇよ(ボソッ)」
「え?なんか言いました?」
左「…何も言ってねぇ」
まぁ全部聞こえてたんですけどね(¯v¯)
相変わらずかっこいい事言うなァ
お陰で今日は安心して寝れるわ笑
この時の私は明日あんな事になるなんて思ってなかった…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。