ガラガラ🚪
病室へ帰ってきたのは殴られた後のような左馬刻さんだった。何があったんだろ?
「左馬刻さん!?どうしたんですか?その傷!」
左「あぁ、…なんでもねぇ」
「左馬刻さん、こっちに来てください」
そうして左馬刻さんはこっちにきた。私は看護師を目指している。だからこういう傷とかも一応処置はできる。
「一応それなりの処置はしときますけど後でちゃんと寂雷先生のとこに行ってきてくださいね。」
左「…あぁ」
左馬刻さん、絶対に行く気ないじゃん…
この左馬刻さんの殴られた後について私はだいたい予想は着いた。きっと呂駒呂さんが殴ったんだろう。呂駒呂さんもそんなに私の事頼りないのかな?
そして今ここの空気めっちゃ気まずいんだけどぉぉぉ
「はい、終わりましたよ。」
左「サンキュ」
呂「…俺たちはもう帰る。左馬刻、あなた。俺は認めない。退院しても俺が認めるまであなたはアミリアのとこで面倒見て貰え。」
「…はい。。」
反発したい。けどここで反発したらもっと呂駒呂さんの機嫌を損ねる。ここは素直に従うしかなかったんだ。
そして呂駒呂さんは帰っていった。
ア「じゃあね。あなた。碧棺くん」
「はい。」
左「あぁ。じゃあな」
そしてアミリアさんも…
ガラガラ ドン🚪
うん、気まずい。どうしよ…
左「あなた、ごめんな。」
「なに謝ってんですか… らしくないじゃないですか。私はいつものオラオラ系ででも優しい左馬刻さんが大好きです。」
左「…ありがとな、あなた。」
「(* ´ ˘ ` *)」
左「俺は毎日portharborに通っておっさんに頼みに行こうと思う。」
「私も頼みに行きます!」
左「お前は無理だろ。」
「( ˙-˙ )スンッ」
左「じゃあ俺、明日仕事だから来れねぇ。いい子にしてろよ」頭ポンポン
「私はいつでもいい子です( ・´ー・`)」
左「そうだな笑」
左「じゃあな。」
「左馬刻さん!じゃあね!」
左「✋」
左馬刻さんがこんなに考えてくれてるんだ。私もなんかしなきゃ…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。