第24話

20話 姉と兄
1,958
2021/01/03 15:52
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──in銃兎の家
銃「さて、今さっきの話の続きをしましょうか」
「はい。入間さんは何故姉と兄が生きていると思ったんですか?」
銃「その話をしたい所ですが、まずその入間さんという呼び方はやめてください。私は銃兎です。」
「…」
銃「おや?あなたさんは左馬刻のことは左馬刻さんと呼んでいるのに私を銃兎さんと呼べないはずがないでしょう?」
「じゃあ、、銃兎さん。私からもお願いがあります。その営業スマイル怖いのでやめてください。それと左馬刻さんや毒島さんと同じような喋りかたでいいんですよ?そしてあなたで良いです。」
銃「、、、分かったよ。」
銃(あなたには全てお見通しって訳か…)

銃「それじゃあ話すぞ、俺が何であなたの姉と兄が生きていると思ったのか…」
銃「まず1つ目、普通に考えてあなただけが1人だけ生きているのはおかしいだろ?お前の住んでいた地域はとても激しかったはずだ。なのにお前1人だけがお前1人だけの力で生き抜いてきたのは少し違和感がある。だからだ。」
「確かに。私も理鶯さんに助けて貰うまでの記憶が曖昧で思い出せなくて…」
銃「なら、次の理由は可能性が高くなるな…」
「それはどういうことですか?」

銃「あぁ。それは俺の考えた2つ目の理由だ。まず、あなたは何故姉と兄が死んだか知っているか?」
「いえ、それが知らないんですよ。私はただ知らされていないだけかと思っていました。」
銃「それは、知らされていない。ではなくて元からあなたの姉と兄は死んでいなかったからお前は知らないんだろう。」
「確かに!それだったら辻褄が合う!だったら両親もそうじゃないんですか?」
銃「…残念ながら両親は、死亡しているということは分かっている。」
「そう、です、か… じゃあ姉と兄は何処にいるんですか?」
銃「それは分からないんだ。調べて分かり次第連絡するな^^*」

(あっ銃兎さん今本心で微笑んでくれた… 本気で心配してくれてるんだ…)

「銃兎さん!ありがとうございます!(*^^*)」
銃「え、えぇ」カァ///
銃「それではもう遅いので送りますよ」
「はい!ありがとうございます!」

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