あなたside
私は放課後時に銃兎さんに兄の情報を知らせながら帰って行っていた。
でも、途中で誰かに後を付けられている気がしていた。いや、絶対つけられていた。
そんで、私は銃兎さんに助けを求めようとした時に丁度連れさらわれていった。
そして、今はというと……
車で人気のないところまで連れてこれらた。
で、着いたのがボロッボロのマンション的なところ。
私を連れ去らったのはきっと兄だろう。
だから最近お店にもよく来てたんだ。
私の行動を把握するために…ね…
でも絶対助けに来てくれる!はず…
今はこの状況に耐えなくちゃ!
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inボロボロのマンション
兄?「はぁ、、やっと会えたね。あなた」
「あんた私の兄でしょ?」
兄「あぁそうだよ。もう何処にも行かせない。絶対離さないよ(^_^)。俺があなたを守ってあげるからね、、」
(やだ、兄のはずなのに凄い気色悪い。早く助けに来て、左馬刻さん!銃兎さん!理鶯さん!)
「あなたはなんで死んだ事にしてたの?」
兄「そんなの簡単さ、、人生をもう1回やり直したかったんだよ」
「…なんのために?」
兄「それはね、俺らの家庭は裕福じゃ無かっただろ?」
(確かに私達の家庭は裕福ではなかった、むしろお金は全然なかった)
兄「それはなんでか知っているかい?」
「知らない」
兄「…だろうな。それはな、、ヤクザのせいなんだ。あいつらが俺達の家に推し入って金を取っていっていたんだ。それも大量にな」
兄「しかもその1回だけではなかった。月に1回は父さんや母さんに金を要求してたな… まぁ覚えてないのもお前は小さかったからな。」
(そういうことか… だから私はしらないんだ。左馬刻さんはそんなことはしないんだろうな、、むしろ助けてそう笑 はぁ、そういうとこなんだよなぁ)
兄「だから俺は警察になってクソヤクザ共を取り締まりたかった。それで今は監視総監まで上り詰めたよ。全てあなたのためにな…だから俺の所にこい。」
「いやよ!私にはもう大切な人がたくさんいるの!今更あなたの所にはもどらない!」
兄「ふん、まぁいいさ。どうせ無理矢理俺の隣におくからね」
「!ッ」
ドン!
左「おい!俺様の女に何してんだ!あ”ぁ?」
銃「今すぐあなたを離せ」
理「小官達を的に回すとは不幸だったな」
(皆!来てくれたんだ!)
兄「離してほしかったら俺とラップバトルしろよ。」
左「チッ 変な手間かかせやがって、あぁいいぜやってやんよ!」
──こうして兄とMAD TRIGGER CREWの3人のラップバトルが始まった…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。