左「その事で話がある。アミリア、おっさん」
「私からもお願いがあります」
その時の左馬刻さんは私が見た中で1番真剣な表情をしてた。本当に本気で考えてくれてるんだ。
左「アミリア、おっさん。あなたは絶対に俺が守る。もうあなたを傷つける事は絶対にしない。約束だ。だから、俺の家にこいつを住まわせようと考えてる。何があっても守る…」
呂・ア「…」
「私も左馬刻さんと一緒にいたい。いた方が安心するし何より私は左馬刻さんが大好きだから… お願いします。」
呂「左馬刻、1回外で話そう」
左「あぁ。」
そうして呂駒呂さんと左馬刻さんは出ていった。
ア「…あなた。本当にそれでいいの?」
「私はもう覚悟してる。私はいつ兄に襲われるのかも分かんないし、いつ左馬刻さんと敵対しているヤクザに狙われるかも分かんない。それに左馬刻さんはヤクザ。左馬刻さんがいつ死んじゃうのかも分かんない… けど、私は左馬刻さんじゃなきゃ嫌なの。違う。左馬刻さんじゃなきゃダメなの。だからお願いします、、、」
ア(私はびっくりした。こんなにもあなたが碧棺くんの事を思って覚悟をしてるんだとは思わなかった。ここはあなたの気持ちを踏みにじったらダメよね…)
ア「…あなたは本当に碧棺くんの事が好きなのね… 私、あなたのことを甘く見すぎてたのかもしれない。…分かったわ。私は応援するわ^^*」
「本当!?」
ア「えぇ。でも呂駒呂がなんて言うのか分かんないけどね…」
「…」
「あっそうだアミリアさん。お母さんがねアミリアさんによろしくって言ってたよ、、、」
ア「!そう、^^*」
ア(この子、眠ってた間にお母さんに会ったのね… 辛かったでしょうに…)
ア「あなた、よく頑張ったわね…」
「え!?アミリアさん泣いてるの?大丈夫?」
ア「ふふ、大丈夫よ。」
ア「呂駒呂はね、きっとあなたの事が心配でたまらないのよ。私もそうなんだけどね… でも今日分かった。あなたは私が思ってたより大人だったわ。。」
「アミリアさんありがとう😊」
ア「えぇ。」
ア「随分と遅いわね…」
「はい…左馬刻さん大丈夫かな?」
ア「あっほら!噂をすれば!」
ガチャ🚪
そこには殴られたような後の左馬刻さんがいた。呂駒呂さんはすっごい怖い形相だ。。
一体どうなったんだろ?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!